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9月2日(火) 一人暮らしの末期がんでも大丈夫!
2008年09月02日(火)
ある病院から、乳がんの末期患者さんの在宅医療の依頼があり、その病院まで伺いました。乳がんは全身の骨に転移し、大腿骨にも転移して、歩けない。医者と看護師には来てほしいが、ヘルパーは要らないと拒否される。「パンと缶詰めさえあれば大丈夫」と笑われる。内心「ヘルパーがそれを買いに行くのだけど」と思うも、黙って聞いてみました。
がん専門病院で、トラブって、抗がん剤治療を拒否して、今の病院に転院したくせに、「退院したら、自宅で抗がん剤治療もして欲しい」と、言われる。かなり矛盾しているが、人間なんて、そもそも矛盾だらけだし、私なんて矛盾の極致だと自覚しているから、黙って聞けた。
この患者さんとの、在宅が楽しみだ。独居で性格が変わっていると聞けば、血が騒ぐ。久々の難問です。ケアマネージャが、連日入り、ベッドの準備などを始めています。
幸せな患者さんだなと、まだ何もしていないのに思います。
最近、介護疲れで、入院した末期がん患者が、あっという間に亡くなっている。余計な延命治療をするから、すぐ死ぬ。苦しみながら。
病院の廊下を歩くと、管だらけになった、まさに人間のなれの果てのような患者さんがたくさんいる。意識がないのに、人工呼吸器がつながれ、大きな点滴がつるされ、縛られている。
在宅医療をやっていてよかった。まだまだやることがある!!何か元気が出てきました。
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