昨夜、知りあいに、大阪の有名病院に入院中の末期がんの在宅医療を依頼されました。もちろんＯＫ！と即答しました。しかし今日、担当ケアマネさんから連絡が入りました。「血圧が下がって退院できる状態ではなくなりました」と。

　
  やっぱり・・・。だいたい、このような依頼は半分以上は、退院できず、お話だけで終わります。幻の在宅医療です。ケアマネさんのメールには、「また元気になったらよろしくお願いします」と書いてありました。これも、いつもそうです。元気にならないから在宅ホスピスなのですが。天気が下り坂だから、住み慣れた家に帰るのですが・・・。

　
  最近は、腹もたたなくなりました。本人や家族がよければ、それでいいじゃないか。「はじめての在宅医療」にも「思い立ったら振り切って退院」と書きましたが、実際には難しいようですね。日本人は、病院信仰が強く、病院に残っていたら何かいいことがあるはずだ、と潜在的に期待しているようです。