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10月25日(土) 第2回生と死を考える市民フォーラム、大成功!
2008年10月25日(土)
嵐のような午前の診察を無事終え、吉野家の牛丼を胃袋に押し込み、2時から当院が主催する一大イベント・第2回尼崎生と死を考える市民フォーラムを開催しました。今回は「がんになっても大丈夫」というテーマで、230人もの市民の皆様に参加して頂きました。
山下和枝ケアマネージャーからは「がん療養の基礎知識」と題してケアマネージャーの仕事や利用の仕方などを、甲斐健一看護師からは「最期まで寄り添いたい」と題して訪問看護師の仕事内容やそのやりがいについてお話していただきました。私は、医師の立場から、がんとの闘病生活になったら病院の専門医と近くの往診もしてくれる開業医の2本立てを早めに準備しておくこと、そして尊厳死という選択があることなどをお話しました。
メインの講演は、がん楽会代表の中原武志さんに「がん医療―患者の側から考える―」という題で、自らの生い立ちから現在の闘病についてまで、広範囲な講演をして頂きました。みずからもがん患者でもある中原さんは、ワケありの子供たちのための高校を作ったり、患者会を主宰されたり新しいがん治療薬の保険適応を求めて政府に陳情するなど非常にパワフルで熱心な勉強家です。
第3部は「がんになっても元気で行こうじゃあーりませんか」と題し、吉本の人気者「チャーリー浜」さんと三田市医師会の木村忠志先生のトークショーを楽しんで頂きました。がんの話で少し暗くなりかけた雰囲気を、チャーリーさんと木村先生のコミカルなトークと歌2曲で見事に吹き飛ばして頂きました。終了後のスタッフ一同で打ち上げでもチャーリーさんはギャクを連発していました。
一連の催しに約7時間かかりっきりでしたが、実はその間携帯電話が鳴りっぱなしでした。土曜日の午後は講演をしていることが多いのですが、多い時は講演中に携帯電話が10回以上鳴ります。今日も、「認知症の患者さんが自宅で暴れていて娘さんの腕に噛みついたので何時になってもいいから訪問して欲しい」という依頼でした。
打ち上げ終了後さっそく往診し、近くの施設(老人マンション)を一緒に見学に行ったら10時を回っていました。それからもう一軒、麻薬の変更の説明に往診し帰宅すると11時でした。車だから今日はお酒も飲めず、残念と言えば残念、健康的と言えば健康的。とにかく長い一日でした。
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