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10月27日(月)内科医会の幹事会と緊急往診、そして突然の訃報
2008年10月27日(月)
月曜日は緊急の往診の依頼が重なる日です。今日も新規の往診依頼がありました。今朝から発熱と食欲低下とのこと。往診すると床ずれはできるし黄疸があります。近所のお医者さんには通院していたとのことですが、よくわからないことだらけです。この混沌から在宅医療は始まります。
往診の合間を縫うように医師会での会議に出席しました。今日は内科医会の幹事会です。風邪の患者さんが増えてきました。込み合う午後の診察と数件の往診を終えてやっとの思いで帰宅すると10時過ぎでした。いつも「報道ステーション」の途中からです。遅い夕食を食べながら、メールをチェックすると自分と同じ年の在宅医師の訃報が目に飛び込んできました。
佐賀県の白浜先生という優しく優秀な在宅医です。何度か講演を拝聴したことがある日本の在宅医療のリーダー的存在でした。 亡くなった原因は知りませんが、メーリングリストの全国の在宅関係者は一同にショックを受けている様子です。当然です。私もショックであると同時に決して人ごとではありません。50歳の誕生日に生前葬をしましたが、今日死んだらまさに笑い者です。
在宅医は真夜中でも平気で電話がかかってきます。大したことなくても「ちょっと来てくれ」とまるでピザの宅配のように呼ばれ、ほとんど寝れない夜もあります。町医者冥利と引き換えに自分の寿命を削っていると実感する時があります。多くの開業医からは「そんな自分の余暇や家族との大切な時間を犠牲にしてまで在宅医療なんてよくするな?」と笑われます。私は、白浜先生と違っていい加減な医者だから大丈夫!と自分に言い聞かせ、今夜も電話が鳴らないように祈りながら眠りにつきます。これからも、いいかげん、で行きたいと思います。
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この記事へのコメント
在宅→往診。夜中の呼び出し。
昔のお医者さんはみんなやってたのに・・・皆さん偉くなられたので
Posted by おじさん at 2008年11月11日 11:22 | 返信
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