今日は尼崎で行われた「未来につなぐ９条の水脈」に参加して、憲法９条について勉強しました。京都大学教授の山室信一先生の話を聞き、しっかり質問もしました。憲法９条は２５条の生存権とセットで考えなければいけないとを教わりました。

　サマワに派遣された自衛隊員が色んな健康被害にあったり、精神病になったり自殺した方が増えているという事実は報道管制によって国民にほとんど知らされていません。アメリカでも伏せられています。アメリカでは主に貧困層が経済的理由もあり戦地に赴くそうですが、帰国後にすごいトラウマに悩まされているそうです。
　
　今年、超党派の議員１２０人が憲法を改正して、いつでも自衛隊を出せるようにと考えているそうですが、とんでもない話です。私が言っても何の影響力もないのですが、反対デモがあれば参加します。

　現在、自衛隊員は２６万人。お医者さんより少し多いのです。さらに予備自衛官が年間２０００人以上増えています。私も昨年、中学時代の同級生に予備自衛官にならないかとしつこく誘われました。
　日本は絶対に戦争はしないと平和憲法を謳いながらも、対GDP比では世界第５位の軍事大国になっています。一方、座間基地は完全にアメリカ軍の極東基地になり、日本は米国に毎年４４００億円の委託費用を払っています。

　懇親会の席で「自衛隊は２６万人も要らないから、半分は介護ヘルパーに転向してもらったらどうだろうか。力仕事もできるし」と言ったら、皆さん笑ってくれました。自衛隊は有事と災害派遣のみに限定すべきだと思います。

　１９２９年の世界恐慌に端を発して世界戦争に突入した状況に、現在がとても似ていると指摘されています。例の田母上さんが「日本も核武装しなければいけな」と叫んでいます。「日本は自国を卑下することはない」まではいいのですが、核武装は間違っているのです。やはり思慮がかなり足りません。今、そこにある危機を感じました。　

　その後、水曜日に１時間電話が鳴りやまなかった癌患者さんを訪問。東京、名古屋、大阪の３姉妹が勢ぞろいしたところで「抗がん剤はいつまで続けるか」「最期はどこで迎えるか」「死亡保険は今もらえるか」などの重要テーマを１時間かけて話合いました。