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12月13日(土) 尼崎が本家で東京の青山は分家であるという偉大な事実は意外と知られていない
2008年12月13日(土)
シンクロニシテイとは恐ろしい。今朝の勝谷誠彦さんのメールマガジンには「尼崎の職人文化が日本を救う」てなことが書いてありました。昨夜、お父上と尼崎の居酒屋で飲んだ様子も詳しく書かれていました。
私も、今日の午後は「尼崎の素晴らしい話」で盛り上がったのです。
今日は医師会の設立記念式典がありました。文化講演の講師は大覚寺住職の岡本元興氏でした。驚くべき歴史的事実が紹介されました。東京の青山という有名スポットの地名は尼崎青山藩下屋敷が所在したこと由来しています。尼崎(築地地区)にも青山通が存在しますが、こっちが本物の青山通です。尼崎青山藩藩主・徳川幕府老中・青山幸成(よしなり)侯の青山です。青山は東京らしい洒落た名前と思っていましたが、尼崎の青山氏由来の地名と知ってビックリしました。また尼崎の築地地区は、平安時代の歌物語「大和物語」に世阿弥作の謡曲「芦刈」の舞台でもあります。東京の築地もそれに由来するそうです。
尼崎城の領土は大きく、西宮、神戸はもちろん、播磨にまで及んでいたそうです。住職は講演の最後にそっと「だから神戸は尼崎なのですよ」と言われました。私の隣には兵庫県医師会長が座っておられましたが、なぜ尼崎から兵庫県の会長が輩出されてきたのか何となく分かりました。また、今年は特に尼崎から青山や永田町に行きましたが、なんだか妙に納得しました。
尼崎は何故かよく目立っています。公害喘息・アスベスト・JRの事故。そして最近では特定検診(メタボ検診)発祥の地でもあります。何かと日本をお騒がせしていますが、やはり日本の歴史の中ではかなり目立った異色の町だったようです。今日の講演を聞いて、尼崎に住んで(小さい頃ですが)尼崎で開業して本当に良かったと思いました。これからも尼崎の町医者であることに誇りを持って行きたいと思います。
昨日退院した末期がんの患者さんは、実は東南アジアの方です。昨日から24時間の間に既に4回訪問しました。訪問するたびに言葉は半分しか通じませんが沢山のファミリーと仲良くなります。今日は明日の教会での洗礼のあとのパーテイのための準備に皆が大忙しです。日本の大晦日のように皆で料理やケーキを作っています。もちろんその傍らには衰弱した患者さんが寝ていて入れ替わり立ち替わり、さすったり水を少し飲ませたり、必死で世話を焼いています。
最後の往診を終えるとまた11時でした。
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