産業保健の現場でも急がれるインフルエンザ対策

今日の午後は、産業医をしているバス会社の安全衛生会議に出席しました。連日のインフルエンザ騒動で兵庫県がついに危険地域に指定（？）されてしまいました。マスク着用が義務付けられて、街中がマスク姿です。ここでも新型インフルエンザ対策について協議されました。バスやタクシーの運転手さんは我々と同じで、どこでもらってしまうかわらない危険な職種です。

　私自身も、毎日インフルエンザもどきに接していますが、開業医が感染したり死亡しても何の保証もありません。まさに犬死になのです。その点、バスの運転手さんは労災が適応されます。労働者と事業主の違いです。こんな大変な最中、国会では暇な学者が集まって、開業医の年収が高いから下げてそれを勤務医に回せという議論がされているようです。その様子がネットで伝わってきます。安全地帯に身を置いて、外から批難するだけの御用学者にはもうウンザリです。関根さんのように現場を見てからしっかり物を言って頂きたい。開業医なぞ身の保証もない浮草稼業です。あんまり虐めると、自分が病気になっても地域の医者に診てもらえなくなりますよ、と言ってあげたい。

　さんざん悪口をたたいたあげく、今度は往招義務違反だとのたまうマスコミと御用学者の診療を一度拒否したいものです。