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5月20日(水)
2009年05月20日(水)
クリニック前にテントを2つ張りました。
新型インフルエンザ騒動が続きます。発熱と不安を訴える患者さんが多く受診し、元気な生活習慣病患者さんは受診を控えます。そこで急きょ、本日クリニック入口にテントを張り、「風邪外来」と命名しました。発熱外来や新型インフルエンザ外来と言うと何か怖そうなので、素直に風邪外来としました。初日の受診者は10名程度でした。門前検疫で問題なければ中に入ってもらいますが、よく分からない人やインフルエンザ患者さんは屋外で完結させます。
当院においてもマスク、キット、タミフルの市場流通はわずかです。供給は少しずつで常に2、3日分しかなく、職員には節約やマスクの再使用を呼び掛けています。保健所(行政)と病院と開業医の歩調が合っていません。毎日のように矛盾した指示が出ます。保健所に電話がつながっても、あっちで聞いてくれと、たらい回しのような対応です。神戸の感染症拠点病院では少ないスタッフでの泊まり込みが続いているようです。さらに、そんな勤務医や開業医を、アホなマスコミはまだ責め立てています。
在宅医療への影響も少なくなく、デイケアが休みになった在宅患者の生活リズムは狂います。入浴ができません。外出できなくなったご家族のストレスが溜まります。また訪問スタッフからの感染を恐れられます。距離を置かれることもあります。そんな中、介護保険認定審査委員会は開かれました。2?3段階下がる患者さんが続出ですが、本人希望で現状維持となります。忙しいのに意味のない自民党のバラマキ政策に付き合わされるのは辛いです。こんな委員会に意味はありません。税金の無駄使いです。そんなお金があるなら、せめて前線で働く者へのマスク代に回して欲しいものです。ある介護施設の委員が嘆きました。「今月は200万円の減収だ。ああー」1週間休止になると診療報酬が単純に25%減ります。ただでさえ赤字体質がさらに赤字に・・・。もちろん地元の商売人も泣いています。23日(土)、30日(土)に予定されていた自分の講演会などはもちろん中止になりました。早く騒動が治まって欲しいな、なんて東京の有名報道番組デレクターさんと携帯電話で話している最中に「東京でも患者が発生」の1報が入りました。携帯電話越しに、TV局のパニックさが伝わってきました。東京と大阪でマスクの取り合いが始まらなければいいのですが・・・。
これから危険地域での当直に入ります。いざ出陣。このたびURLを下記に変更しました。
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