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5月26日(火)
2009年05月26日(火)
20歳代末期がん患者さんの初回訪問で思ったこと
入口横に設けた発熱外来を訪れる人は下火になっていきました。午後は、第2回目の医師会の病診連携委員会の司会をしました。医療情報冊子を病院に何冊づつ配布するかについて議論しました。その後、巨大企業の産業医として安全衛生委員会に参加し、新型インフルエンザ対策について説明しました。
その後、今日退院したばかりの20歳代の末期がんの患者さんを訪問しました。寝たきり状態でうつろな表情です。寝がえりが打てないのは背中の痛みが原因でした。麻薬が少しだけ使われていますが、私の診立てでは、麻薬の量が全然少ない。緩和医療を10点満点で評価するなら、2点か3点だろう。関西ではトップレベルとされる大学病院でも緩和医療のレベルは驚くほど低い。いくら緩和に詳しい教授がいても、現場の若いスタッフたちは緩和医療なぞに興味がないのか。病気には興味があるが、病人には興味がないのか。
1週間後には緩和レベルを8点まで持っていき患者さんの笑顔を見たい、と思いご両親を含めて4人で話し込んでいたら、うっかり5時を回ってしまいました。
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