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6月10日(水)
2009年06月10日(水)
禁煙本が神戸新聞に掲載。風邪で初診の患者さんに珍しい心臓腫瘍がみつかりました。
今日の神戸新聞にわが禁煙本がカラー記事で紹介されました。往診先の患者さんとともに読む記事は嬉しいものです。写真映りもこれまでの中で最高で、満足の記事を掲載して頂き感謝します。
午前診の最後に風邪症状で初診の若い患者さんが来ました。昔から開業医の格言で、最後の患者には気をつけろと言われます。風邪症状のほかに何か気になることはないか聞くと、会社検診の心電図で要経過観察と言われたと言います。無症状だし、聴診上も異常がありません。とりあえず心電図を取ると僅かに異常があるが決定的とは言えません。どうしようかな。このような場面は、半日の診察に何度かあります。心臓エコーの説明とそれには約2400円の医療費がかかることを説明したら患者さんが納得されたので、心臓エコー検査をしてみました。するとあっと驚く巨大な心臓腫瘍が発見されました。右心室全体を埋め尽くし三尖弁を貫通して腫瘍は右心房にも顔を出しています。
急いで紹介した病院の専門医から電話が入りました。よく無症状できましたね、そしてよく見つけましたねと。おそらく良性でしょうが、早急な手術が必要だと思います。一生に1回出会うかどうかという極めて珍しい病気との出会いは、このように何気ない日常診療の中から始まります。そこに必要なものは、カンと冷静な観察力なのでしょうか。わずかな心電図の異常にはやはり理由があったのです。このたびURLを下記に変更しました。
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