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早朝の看取りと深夜の緊急往診。心房細動の勉強会。
2009年09月15日(火)
さっそく、朝一番に末期がんの方が亡くなられ、新人2人を連れて緊急往診しました。あまりにも穏やかで家族にはほのかな笑顔さえ漂う雰囲気を実感して頂けたと思います。この方の在宅期間も丁度1ヶ月半でした。自宅で看取るという希望が叶えられたご家族は満足されていました。
夜は医師会で心房細動の最新情報に関する勉強会でした。知らないことも多く、とても勉強になりまし。その後、夜の往診も終えて帰宅してやっと夕食を食べようとした23時過ぎ、携帯電話が鳴りました。丁度、ビールをついでグラスに口をつけた瞬間でした。末期がんの方が、「先生を呼んでくれ」と言っているとのこと。気丈なこの患者さんがこんなことを言うのは初めてです。その一言で全てを理解しました。
駆け付けると案の定、死前喘鳴を起こしていました。ハイスコという薬を持っていなかったので、貼り薬の麻薬と安定剤を使い、「今夜が山です」と、ご家族全員にゆっくり説明して帰り午前様となった夕食にやっとありつけました。
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