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午前3時の自殺未遂。
2009年09月30日(水)
知人たちと東京で旨い寿司を食べました。その大将が、明日からフグを食べにわざわざ西宮まで来ると聞き驚きました。関西の食のレベルは高いのですね。
超満員となった最終の新幹線で帰阪し、やっと眠りにつきかけた午前3時ピッタリに枕もとの携帯電話が鳴りました。介護ボランテイアをしている友人からのSOSでした。自殺目的で眠剤を多量に飲んだ女性が車の中から友人に電話をしたようです。当然、医師である私の判断を求めてきましたが、小さなお子さんがおられるので入院はできないとのこと。車で場所を聞きながら駆けつけると、彼女は自分の自家用車の中でぐったりしていました。夫と喧嘩して飛び出したようです。しかし会話は可能で、入院の必要なしと判断し友人と一緒に抱きかかえて私の車に乗せて友人の自宅に保護しました。ヨレヨレの体を布団まで運びました。
まあ命に別条なくてよかったのですが、このようなSOSに、365日休みなくボランテイアで対応しているこの友人の大変さ、偉大さが身に染みました。御苦労さまです。
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この記事へのコメント
自殺決行寸前でも人は何処かに「生きられるのなら生きたい、誰か助けて」のSOSを発しています。 どうか、家族の方や身近な友人、お医者様が気づいてあげて欲しいです。私は約11年前に仲の良い義理の姉を自殺でなくしました最後に彼女と話をしたのは私でした。また、新生児と年子の男の子を残して逝ってしまったので、残された親族も大変な思いをしそれぞれが自分を責め続けました。残された親族自身も自殺したいほどの苦しみでした。自殺はその人だけの死で終わりではありません。
自殺防止キャンペーンなどの啓発活動にもっと税金を投入するべきだと感じます。ボランティアの方々には頭の下がる思いです。
Posted by まみー at 2009年12月25日 07:26 | 返信
コメントありがとうございます。
実は私自身も高校生のときに身内が自死し、いまだに影響があります。
それだけに自殺予防は気になります。
それに関わっているボランテイアには頭が下がります。
自分の勤務医時代におひとり、開業してからおひとり、自死されました。
もう少しなんとかならなかっらのか、と今も自問しています。
Posted by カズ at 2009年12月26日 03:33 | 返信
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