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  ５月６月の神戸・大阪インフル騒動の時は、サンプロの千田デイレクターさんとジャーナリストの内田さんが当クリニックに来られ約１時間お話しました。今回は３週間前に約３０分間、診察室でお話ししましたが、実際に報道されたのはわずか１分程度でした。クリニックの待ち合い室などもバッチリ映っていました。今回は、医系技官を批難する内容でしたから一般の視聴者には少し難しかったかも知れません。これまでの国のインフルエンザ対策がいかに間違っていたか、またワクチン行政がいかに場当たり的であるか、が描かれていました。確かにそのとうりで、政府の取った水際作戦が全国民の脳裏にサブリミナル的に焼き付いてしまい現場に無用な混乱を引き起こしています。「マスコミは煽るばかりで肝心なことを報道しない」、など沢山発言したのですが残念ながら採用されなかったようです。また私は一般の人が最も知りたい「家族がインフルエンザにかかればどうすればいいか」についても沢山話したのですがこれもカットされました。しかし、５ヶ月間の取材の集大成の力作で私自身にとっては見ごたえがありました。６月のＴＶ番組「サキヨミ」出演以来、インフルエンザ関係では３回目のテレビ出演です。ちょっとだけ慣れてきました。

  マスコミは死亡者報道でみだりに不安を煽るばかりでなく、しっかりとインフル対策の本質を報道してもらいたいと思います。まだまだ不十分です。マスコミの力だけでも無駄な医療費削減になると思います。また、単発ではなく重要な点は政府広報として繰り返し放映すべきです。