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クリニック主催の認知症ケアを考える市民フォーラムは大成功
2009年10月17日(土)
当院が主催する第4回生と死を考える市民フォーラム「認知症になっても住み慣れた地域で暮らしたい」を、午後2時から4時半まで尼崎商工会議所で開催しました。過去3回はすべて「がん」をテーマにしましたが、今回は初めて認知症をテーマにしました。特別講演は「つどい場さくらちゃん」代表の丸尾多重子さん、通称「丸ちゃん」にお願いしました。尼崎選出の田中康夫議員も飛び入り参加され、パネルデスカッションでは議論に花を添えて頂きました。
150席用意して147人の参加者がありました。春のアルカイックホールでの会は650席に対してピッタリ650人。適当に宣伝しただけなのですが、どうしてこうピッタリと数が合うのか不思議でなりません。NHKの生活ホットモーニングとみのもんたの「朝ズバ」に丸ちゃんが出演した時のビデオを流しました。登場する患者さんやご家族は私の患者さんです。丸ちゃんは「みんな難しく考えすぎ。介護保険ができたけど制度に縛られてかえっておかしくなっている。困った時はお互いさまの精神で、ご近所さんで助けあいましょう」と呼びかけました。いいこと言いますねー。私も丸ちゃんの大ファンです。
介護保険が始まって10年。これで良くなった部分が沢山ありますが、失われた部分もあります。また制度の狭間で困っている介護者や抱え込み介護で身動きが取れなくなっている介護者が大勢います。丸ちゃんはボランテイアに徹して我が家を開放して介護者が休む場を提供し、彼らの力になってきました。彼女の人間性にほれ込み、ボランテイアに加わった人たちも今日は尼崎に集まってくれました。志の高い人たちのオーラは光っていました。
後半はあいあいケアプランセンター所長の山下和枝氏に「ケアマネから見た施設選び」について話して頂きました。私は最初に「認知症の基礎知識」をお話しました。檀上から見ていると2時間半、皆さん身を取りだすように講演やシンポに聞き入っていました。それを眺めながら来年もこの続きをやろうと決意しました。終了後、深夜まで偶然にも認知症の患者さんを数人往診しましたが、今日の宣伝が全然出来ていなかったことに気が付きました。もったいないことです。来年はもっと頑張って宣伝しようと思います。
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