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「退院調整があるから退院できない」と言えば怒られるでしょうか
2009年10月30日(金)
病院には毎日、入退院があるように在宅医療にも毎日、何人かの入退院があります。病院の退院は当院の入院です。病院を退院する前には退院前カンファレンスをすることになっています。国は点数をつけてカンファ開催を応援してくれる時代になりました。最初は病院の主治医から直接連絡がある場合とMSWから連絡がある場合があります。前者は話が早いのですが、後者は時に時間がかかり、1週間後に「状態が悪いので家に帰れません」という連絡をもらうことがあまりに多いので、最近は真剣に聞いていません。
末期がんの場合は、日々状態が悪化します、家に帰るなら早く準備をするべきですが、そんな当たり前のことが何年たっても医師も看護師もできません。入院時から、いや入院前から在宅の準備をするべきなのですから。そこに現場を全く見ようとしないMSWが入るともう絶望的です。介在する人間が増えるほど退院が遠ざかります。そして、退院準備期間2週間で在宅期間は6時間、という訳のわからない在宅医療が生み出されます。これは何度言っても簡単には変わりません。しかし、少しは聞いてくれる病院医療者もいて、早めに相談に来られる患者さんもボチボチ出てきました。
夕方に来られた患者さんは、まだ若いのに大腸がんが全身の骨に転移していました。標準治療以外の治療法を聞かれましたので、私の知り得る情報をお伝えしました。がんの治療も日進月歩で、藤野邦夫さんにも教えてもらいます。
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