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明和病院で病診連携について講演。その後、「第3回尼崎在宅医療の病診連携を考える会」で「尼医ネット」について発言。

2009年11月19日(木)

   今日は、病診連携3連発でした。昼は、湘南なぎさ診療所事務長の中村哲生の講演を拝聴。在宅患者1000人を擁する在宅専門クリニックの経営分析のお話しでした。「ホスピスマインド」とは全く異なる「リアルワールド」の経済のお話でした。夕は兵庫県看護連盟に招いて頂き明和病院にて「看護師が主役となる病診連携」について講演しました。忙しい病院の勤務を終えた看護師さん達に聞いて頂きましたが、本当はお医者さんにも聞いて欲しかった。しかし医師は激務でこんな機会があっても私のはなしなぞ聴く暇はありません。しかしそれでも本当は研修医に最も聞いて欲しいのですが・・・。病診連携という言葉を知らずに過ごす結果、「我が国で起こっている大きな流れに気がつかないための無駄な過重労働を繰り返す」という悪循環に陥っているのが現在の病院医療です。まさに木を見て森を見ずだと思います。

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   その後、私が言い出しっぺの「第3回尼崎在宅医療の病診連携を考える会」では、私が委員長を務める地域医療連携委員会で作成した全医療機関の診療機能を掲載した冊子「尼医ネット」について説明しました。明和病院さんや神戸大学から「尼医ネット」の冊子が欲しいとの要望を頂きました。是非、来週の委員会でさっそく議題にあげます。今日は見事に病診連携3連発でした。

 メイン講演は岸和田の出水クリニックの出水明先生でした。出水先生は「ケアネット岸和田21」という在宅医同士のチームを立ち上げて、出張時にお互いを代理しあうという画期的なシステムを構築されています。その結果、大阪府内でも岸和田市は在宅看取り率ナンバーワンとなりました。お隣の貝塚市が最下位であるのと対照的です。私が何より魅かれたのは出水先生のお人柄です。在宅医療には反対という医師会とのバランスをうまくと取りながら、冷静に患者さんと向き合われるそのお姿は、私の眼にはまさに「医師の鏡」と映りました。出水先生の爪の垢でも飲まないと、こんなガラの悪い医師(私)は一体世の中の役に立っているのかいな?と、思わず自問しました。
大変有意義な秋の1日でした。
 

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