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今夜も駆け込み在宅依頼

2009年11月20日(金)

   今夜は夜診終了後に月1回の医局会、の予定でした。しかし終了間際に今夜も「駆け込み在宅依頼」がありました。暗い夜道を迷いながら訪問すると、末期がんで週1回外来抗がん剤治療を受けてきたが3日前から意識レベルが低下して食事が入らない患者さんが静かに横たわっていました。診たところあと1、2、日かなという感じの大変重篤な状態でした。病院主治医への怒りが湧いてきました。その医者は死んでも抗がん剤を流しているのでしょうか?人の命には終わりがあることを考えないのでしょうか?

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   昼間にも別に在宅医療の依頼がありました。この方も訪問すると意識レベルが低下しており、今夜が山場といった感じでした。長々と退院調整をしながら、何故、予後1、2日の患者さんをわざわざ家に帰すのでしょうか?帰らせるなら何故もっと早く家に帰さないのでしょうか?死にかけで意識のない患者さんを家に帰すことが在宅医療だと思っているのでしょうか?それを受ける介護者や在宅医がどんな思いか考えないのでしょうか?

   皮肉にも昨夜、この病院とは「病診連携の会」で議論したばかりですが、「病診連携」とはやはり「絵に描いた餅」なのでしょうか?いつもながら大変、複雑な思いです。
昨年、「病診連携」の委員長を拝命したのは天命だったのでしょうか。そんな思いがします。
 

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