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ワクチン接種で失敗しました。
2009年12月06日(日)
今週も、いくつかのミスで患者さんやご家族に謝罪ばかりの1週間でした。季節性インフルエンザワクチンを1ケ月以上前に打って、今回、新型インフルエンザワクチンを希望して来られた患者さんに、まだ季節性が済んでいないと判断して誤って再度季節性インフルエンザワクチンを接種してしまうというミスが起こりました。ご家族にも厳しくお叱りを受け、管理体制を見直す指示をしました。この対応だけで半日要します。3年前には、ある認知症患者さんがデイケア先ですでにワクチン接種したのに気づかず、2度打ちするという間違いも起こっています。いくら頑張ってもある確率で小さなミスは起こります。そしてそれがいつか重大なミスにつながるのでないかと思うと、図太い私でもやけ酒を飲んでしまいます。
連日、新型インフルエンザ患者さんが何人も受診されます。通常診療とインフル診療。そして、季節性ワクチン、新型ワクチン、肺炎球菌ワクチンと3種のワクチンを毎日、何十人と打ち続けています。職員も2人、新型インフルで倒れています。おまけにレセプトで深夜まで作業をしている職員たちにミスを厳しく叱ったり処分したりするのも管理者としての義務ですが、もうこれ以上、言えません。もちろんその都度再発防止策はみんなで検討します。もしこの先何か重大な事故があったら、自らが償う覚悟で(ちょっと大げさですが)過ごしています。当たり前ですが・・・
昨日は、いくつかの病気でかかられている患者さんの検尿で潜血陽性だったため、前回、尿沈査を提出したつもりがどうやら提出できていなかったようで、その結果を聞きに来られた患者さんに謝りました。かなり怒られていたので誠心誠意謝って、再度検尿をして頂きましたが、大変なご迷惑をおかけしてしましました。
院長業とはどこまでもミスとクレーム対応です。こんなチッポケなクリニックでもミスは必ず起こり、そのたびに本当に情けない気分に落ち込みます。大病院の管理者の激務がなんとなく想像できます。あとは神様が味方してくれることを祈るだけです。
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この記事へのコメント
先生でも失敗するんですね
それを 失敗したと言われるのも偉い!!
Posted by おじさん at 2009年12月12日 11:31 | 返信
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