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介護用ベットすら借りれず、一人で旅立たれた若き患者さん
2009年12月13日(日)
昨夜、3つのイベントを無事終えて帰宅して伊勢白山道さんの「内在神への道」を1時間ほど読みながらウトウトしたところで携帯電話が鳴りました。それだけで何故か全てを悟りました。ご家族がどうしても留守をしている間に、若き患者さんがたった一人で旅立たれていたのです。朝、御家族が家を出るときには元気でしたが、深夜に帰宅した時にはすでに糸が切れていました。夕方、看護師が訪問した時に応答がなかったので心配していました。ベッドの上で眠るように旅立たれていました。私は虫の知らせか、何ケ月ぶりに前夜訪問していろんなお話をしたところでした。立って笑顔でお話できる状態でした。
この方は介護保険料は払われていますが、2号保険者(40?64歳)のため特定疾患以外では介護認定が受けられず、従って介護ベッドも借りれずに最期まで過ごしてきました。なんのための介護保険でしょうか?また詳細な文章を添えて身体障害者2級を請求しても役所からイヤガラセのイチャモンをつけて突き返されました。この旅立ちの姿を、突き返してきた役人どもに見せてやりたい、と思いながら瞼を閉じました。
介護保険料を払いながらも2号保険者で特定疾患でないので介護認定を受けさせないという規則は間違っています。さらに言うなら、2号保険者も特定疾患のシバリも全く無意味です。私に言わせれば詐欺です。もし裁判を起こせば勝つでしょう。医療や福祉制度には、このように根本的欠陥が随所に見られます。現場の人間にはすぐに分かります。こんな制度の矛盾をなんとか是正するには一体どうしたらいいのでしょうか?悩んでいます。
夜、先日のNHKにまた出演された、有岡さん宅を訪ねて、談笑しました。しかし昨夜のことが頭を離れません。
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