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もしタバコが１０００円になればそのほとんどの患者さんが病気から解放されます。日本財団の笹川陽平氏が言い出しっぺの「タバコ１０００円法案」が最後の最後になって、４００円という中途半端な結末に終わりました。税収だけでタバコ問題をみているのです。本当に情けない！

民主党は政官の癒着と天下りを無くすというスローガンの政党だったはずです。しかし、財務省の美味しい天下り先であるＪＴの圧力に屈したのでしょう。税収だけ確保するという政策に終わりました。「タバコ１０００円法案は政権交代の象徴である」と主張してきたのに。子供手当の所得制限などに固執せず、タバコの方に固執して欲しかった・・・。

そんな中、今夜、小沢一郎氏が尼崎に来られました。私のクリニックの斜め前におられる室井邦彦衆議員議員と、室井秀子衆議員議員の門出を祝う会に私ごときも誘われました。夫婦で国会議員の方は全国に４組おられるそうです。小沢氏は昨日脅迫騒動があったばかりでもあり、いやー、ものすごい警備でした。タクシーも全部検問されます。パーティー会場内にも防弾ジョッキを着込んだ私服警官が２５０人も配置されています。ホテルの上にはヘリも旋回しています。まあ今の日本で一番エライ人ですからね。もちろん会場への入場には飛行場のような検知器を通らないといけません、私は自分で言うのもなんですが、テロリスト的な雰囲気がある、最も怪しい人間だと思います。なんて意識し、あちこちの私服警官からマークされているように感じましたので、なるべく知人と談笑していました。

しかしエライ人が大勢来られていました。井戸知事ともお話をしました。忙しくてもちゃんと「ひょうご対がん戦略会議」に出席してくださいと、生意気にもお願いしました。私も委員の端くれですから、「あんな形式的な会議では駄目です」とか「来られないので大変残念でした」と言ったら「その本を送ってくれ」と名刺を渡されました。また、伊丹空港を廃止しないよう、そして橋下知事に負けないようにお願しました。また兵庫県のみならず大阪府の民主党議員も大勢来られて、特に八尾・柏原市選出で厚生労働委員でもある我が弟分、長尾たかし衆議員議員ともお会いできました。

小沢一郎氏は約１時間かけて談笑しながら会場をほぼ一周されました。テレビで見るよりずっと気さくでいい男です。渡された名刺には自分の自宅の住所と電話番号まで書いているのにはビックリしました。私は当然医療費増額のことをお願しましたが、私が口にした単語の中で「梅村聡議員・・・」という言葉に最も強く反応されました。「梅村？どういう関係？」と聞き返されました。

私は、巷では天皇陛下利用問題が取り沙汰されていますが、小沢氏は本当に信用できる人なのだろうか？この人に託して本当に間違いないのだろうか？という思いを抱きながら彼の一挙一動を眺めていました。しかし残念ながら今夜は彼の心の底を透視することは全くできませんでした。間違いなく日本の未来は小沢氏が握っています。庶民はただただ彼の名刺に向かってお祈りするだけです。

少し遅れて、竹谷地区の医師会の忘年会に参加しました。竹谷地区は本当に志が高い素晴らしいドクターが揃っていることを改めて実感した夜でした。