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「絶食恐怖症」とは「ぶどう糖依存症」

2010年02月26日(金)

昨日、「絶食恐怖症」と書きました。しかしはからずも昨夜、これは「ぶどう糖依存症」であるとの講演を聞きました。当たらずしも遠からず、です。森羅万象、日本一勉強されている北野病院の越山裕行先生による講演でした。いまどきの流行実力医学者は福岡伸一氏か越山裕行氏か。演題は「進化・ネットワーク・システム医学から見た糖尿病治療」でした。とても難解な講義で半分も理解できませんでした。特筆すべきは、最後に糖尿病とは脳の報酬系が糖を欲する「依存症」であるとの仮説を披露されたことです。まさに我が意を得たりでした。

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タバコが止めら得ないのは、ニコチン依存症という病気です。視床下部という脳の中枢にニコチンが結合すると、神経の先端からドーパミンという快楽物質が出ます。この回路を「報酬系」と呼びます。この報酬系こそ依存症の正体です。食べないとイライラしてしまうのは、「糖依存症」という言葉が似合います。内臓脂肪を使うようにスイッチが変わるのですが、待てないのです。現代人はいつの間にやら、「ぶどう糖」に依存してしまったのです。

依存症の治療は中毒物質を絶つことです。アルコール依存症なら断酒。糖尿病なら断食です。断食という言葉は今も生きています。

とても気になったキーワードとして
●腸内細菌が肥満に関係する
●フラクタル理論(=自己相似形)
●アレルギー増加の衛生仮説
などがありましたが、難しいでまたの機会に書きます。
 

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