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予防接種法には１類、２類疾病があります。任意接種、臨時接種があります。１類は公費負担であり、国も国民も努力義務があり、何か副作用があれば公費負担となります。ジフテリアなど７つの疾病が国の行う予防接種として定められています。一方、２類疾病は努力義務がないし、公費と自己負担が半々です。さらに任意接種は原則自己負担で自己責任です。何か問題がおきても国の責任は問われません。

現在の新型ワクチン接種は予防接種法１類の臨時接種に位置づけられています。しかし厚労官僚は現在、新臨時接種法を定めることを検討しています。これは１類と２類の間に新たに今回の新型ワクチン接種を位置づけて、国は金は出さないが口だけしっかり出したいという我儘な政策を続けたいようです。国はとにかく優先順位をつけたいのです。優勢順位が権力の象徴なのでしょうか？権力は快感なのでしょうか？この滑稽さについては私もすでにＭＲＩＣで指摘しました。
http://medg.jp/mt/2010/02/vol-61.html

官僚は新型ワクチン接種を自己負担にしたい、保健所にはやらしたくない、副作用には責任は持ちたくない、と自分たちにだけ都合がいい施策を企んでいます。国民も現場の医療機関も不在の政策です。一体なんのための医系技官なのでしょうか？

本来、すべてのワクチン接種は定期接種、法定接種化して、万一副作用が起こった場合は無過失保障制度を適応すべきです。お金はそんなに要りません。梅村議員によると数百億円規模でできるそうです。

水際作戦や完全に失敗だったワクチン優先順位など過去の過ちを「新臨時接種法」の名の下、すべて正当化しようとしています。何も言わない日本医師会幹部もどうかしていると思います。

最後に梅村議員は面白い提案を聞かせてくれました。お金が足りないなら子供手当は１万３千円と半分にしてもいいのです。そのかわりワクチンの現物給付をしっかり行えばいいのです。学校給食の食材はすべて国産にする代わりに、給食費を２倍にするそうです。こうすれば農家も子供も助かる、とのこと。

梅村議員が早くトップリーダーになって日本を救って欲しい、とあらためて思いました。