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労災と言わないで
2010年03月18日(木)
仕事中、胸を強打した若者が受診されました。完全な労働災害です。「労災の手続きをしましょうか?」と聞くと、「自分のせいですから結構です」と強く言われます。労災にするとクビになるそうです。
不景気で働く場が減少しています。大企業や中規模企業では「労災」は普通でしょうか、小規模・零細企業では「労災」=クビというところが多いように感じます。このような話は決して表に出ません。しかし現実です。
「労災」にも耐え、「受動喫煙」にも耐え、「過重労働」にも耐えて真面目に生きている方も大勢おられます。一方、反対に「楽をしたものがち」と感じる方も少なからずおられます。どんな政権下でも「平等な世界」は画餅です。しかし、不平等が生まれにくい仕組み作りは知恵を絞れば可能です。
最近の厚生労働行政を見ていて一番感じることは、「現場とあまりにも遊離している」ことです。現場・現実を直視することから、行政は出発しなければなりません。しかし、続々と発表される規則を読んでいると、これらが、深夜の「霞が関の机の上」で作られたものであることをありありと感じます。
官僚さま。書を捨てもっと街に出て欲しい。現実を見聞きして欲しい。個人的には、是非、居酒屋タクシーを復活させて、「タクシーの運転手の現実話をよく聞いてから帰宅する」ようにして欲しいと願います。タクシーの運転手さんの情報は世論調査よりずっとあてになります。
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