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今日も駐車禁止取締員とのバトル
―訪問診療における、もうひとつの5分間ルール―
2010年04月07日(水)
今日も駐車禁止取締員とのバトルでした。もう仕事になりません。警察と闘うために毎日生きています。逮捕も近いでしょう。外来診察の5分間ルールは先月末に廃止されましたが、「訪問診療の5分間ルール」をますます意識しなければならない日々です。この5分間ルールとは「5分間以内に訪問診療を終わらせると駐車禁止に捕まらない」という尼崎独特のルールです。私が勝手に命名しました。
駐車禁止取締員さんが、福祉車両を見つけて右側3.5m以内を確認して写真をとって、違反シールをフロントガラスに貼るまで、丁度5分かかるそうです。貼った瞬間に罪は確定し、もう後には戻れません。この5分間がとても重要です。5分以内に訪問診療を終了すれば理論的には捕まりません。
ところが現実はそう簡単に行きません。話を聞いているうちに、ふと時計を見れば30分が経過していた、なんてことはよくあります。しまった!と思って車に帰ると、しっかり黄色い紙がベターと貼られています。
まあ、駐車禁止取締員さんのノルマが達成できて、税金を納めることが出来てヨカッタ、ヨカッタ!と思うようにつとめて心がけるようにしています。少しは大人になったのかな?それとも弱ってきて諦めたのかな?
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この記事へのコメント
先生、こんにちは。
以前、某事務所前に駐車していた車の前を素通りする、ミドリさんたちを
お見かけしました。悲しい現実です。
会報読ませていただきました。11年前に「リビングウィル」を持っている
患者さんに初めて出会った。ご意志を尊重します。と言って下さった義兄の
主治医。義兄は見事な尊厳生から尊厳死であったと思います。
その後、夫婦で会員となりました。日本の医療の現実は果たして、私たちの思いがどれだけ聞き入れてもらえるか「?」ですが、尊厳を持って最期はむかえたいです。
Posted by yun at 2010年04月08日 01:14 | 返信
yunさま
「素通りした取り締まり員をもし見つけたら通報してくれ」と
警視長さんが言われました。
そこまで言われたら返す言葉が見つかりませんでした。
ところで尊厳死協会の現状ですが、法的効力は薄いと思います。
どこまでが延命処置なのか定義が難しいからです。
しかし医療者からみると尊厳死協会の会員さんを見ると
私はホッとします。
世の中にはクレーマーというか、際限なく権利を要求する患者さんと
尊厳死協会の患者さんのような、言葉が不適当かもしれませんが、
「良識ある患者さん」がおられます。
会報にも書きましたが、私は尊厳死協会の方が大好きです。
できることならその患者さんだけを診たいくらいです。
しかし在宅医療を選択し、私に委ねてくださった方は、
すでに、尊厳死(正確には尊厳生)を選択したと、勝手に思っています。
当たり前のことが、あたりまえでない。
そんな日本の医療の中で、尊厳死協会は光っています。
Posted by 和 at 2010年04月11日 05:58 | 返信
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