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  気分は「老人」です。３０歳以上も年下の若者は当然元気で、バンバン打ってきます。サーブが取れません。空振りしました。それでも何とかついて行こうと必死のパッチです。

このクラスは上手い人たちのクラスだそうです。ほかのクラスは知りません。私はそのクラスの底辺をしっかりと築いて、クラスの人々に安心と自尊心を与え続けてきました。私が負けるからこそ、その人たちは気持ちよく帰れます。負ける人がいるから、世の中、勝つ人がいる。１０年間、自分にそう言い聞かせてきました。

２回続けて休んだらもうこのクラスには２度と戻れないでしょう。これは、老人が１週間寝たら、歩けないのと、どことなく似ています。それでも１０年以上、続けてきたのは、我ながら立派。誰も誉めてくれないので自分で誉めるしかありません。私より古い人間は、このテニススクールには皆無です。だから顔パスです。診察券みたいな受講券も私は失くしたままです。受付のお姉さんも、怖そうな私には診察券の再発行を言いだせないようです。他の時間帯への振替もしませんから、優良顧客だと思います。

なんだか、書きながら、このテニスクラブの「厄介患者」さんのようにも思えてきました。
こんな私を、下のクラスに降格させる勇気のあるコーチも、いまのところいないようです。
老害かもしれませんね。でも大学のテニス部のプレーヤーと一緒にできる機会は貴重です。

いつまで続くことやら・・・