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日本の医療満足度15%は世界22カ国中、最低レベル
2010年04月18日(日)
「世界最低の医療投資で、世界最高の長寿を実現している、日本の医療」を国民は全く評価していないようです。これは一体誰のせいでしょうか?皆様はどう考えますか?
2010年4月16日 提供:共同通信社
【ワシントン共同】日米中など先進、新興22カ国を対象にした医療制度に関する満足度調査で、手ごろで良質な医療を受けられると答えた日本人は15%にとどまり、22カ国中最低レベルであることが15日分かった。ロイター通信が報じた。
ロイターは、日本は国民皆保険制度があり、長寿社会を誇っているとしつつも「高齢者の医療保険の財源確保で苦労している」と指摘した。自国の医療制度に満足している人の割合が高いのはスウェーデン(75%)とカナダ(約70%)で、英国では55%が「満足」と回答。韓国、ロシアなどの満足の割合は30%以下だった。 国民皆保険制度が未導入で、オバマ大統領による医療保険制度改革の議論で国論が二分した米国は、回答者の51%が手ごろな医療を受けられると回答した。
調査対象は計約2万3千人。世論調査会社IPSOSとロイターが、昨年11月からことし1月にかけて、インターネットを使い実施した。
残念としか言いようがありません。外国への幻想です。隣の芝生は青くみえるものです。今こそ医療者は、胸を張って肩を落とすべきです。我々がすべて悪いわけではありません。医療バッシングと名医幻想に終始してきたマスコミの責任は重いと思います。私は、報道の姿勢ひとつで、医療崩壊は是正できると信じています。だから現場から発信します。
この現実を広く国民にも考えて頂きたい。
もちろん医療者にも責任があります。医療教育の抜本的改革が必要です。村上龍さんの「13歳からのハローワーク」ではありませんが、医療者になるための準備は中学生から始めないとダメです。医学部や看護学校に入ってからではもう遅いことに、そろそろ気がついて欲しいものです。
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この記事へのコメント
こういう調査をテレビや新聞で見るにつけよく思います。
「家に、こんなアンケート、まわってきたことないなぁ~・・・」
海外の保険事情がまるでわからない者ですが、日本は、皆保険制度であるということを素晴らしいと言っているということは、他の国は、医療を受けれる事自体、すでにある程度、恵まれた人ということでしょうか?
ということは、他の国ではすでにある程度恵まれている人がアンケートに答えているのでしょうか?
分母の条件が国々で統一されているのかなぁ・・・?と思いました。
そして、満足感という主観的なものを、数字に置き換える事自体、どんなものでしょうか?
その国の人の要求が高いのであれば、満足度はおのずと下がってきますよね・・・
お医者さんとの付き合いに、この1年、泣き笑いしてきた者ですが、こういう調査は、
「よくわからん???」という感想ですが、いかがなものでしょうか?
Posted by こうべのババア at 2010年04月19日 06:36 | 返信
>他の国は、医療を受けれる事自体、すでにある程度、恵まれた人ということでしょうか?
そのとうりです。中国では、ほとんど医者にかかれません。
アメリカも、映画「シッコ」にみられるように結構、悲惨です。
日本人が、日本の医療の素晴らしさを一番知らない、と私は思います。
この素晴らしい医療制度の利点をできるだけ上手く使うべきです。
Posted by 和 at 2010年04月22日 01:04 | 返信
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