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往診を頼んだら、いくらかかるの?
―朝日新聞WEBサイト アピタルブログより(第4回)―
2010年04月24日(土)
よく駅などの医療機関の看板に、「往診可」と書いてあります。
しかし、患者さんにとっては、「往診」は敷居が高いでしょう。
初めて呼ばれる往診は、大抵、驚くほど重症です。
いきなり救急搬送となることも多く、「せめてあと2、3日でも早く呼んでくれたら」と悔むこともしばしばです。
他人を家に入れるという心理的抵抗感だけでなく、「医療費はいくら請求されるの?」という恐怖心もあるでしょう。
「往診を初めて依頼する」という敷居はかなり高いのだと思います。
医療機関は値段表のないお寿司屋さんのようなもの。
今日は、この素朴な疑問について、説明します。
往診の基本点数は、この4月から720点と定められています。
これに初診料ないし再診料がプラスされます。
さらに診察時間内の緊急往診なら1.5倍、
夜間(日没から22時)は2倍、
深夜(22時~6時)は3倍という加算がつきます。
交通費は実費請求です。当院では一切請求していませんが、医療機関によって設定が異なります。お車代を包む必要は決してありません。
めまいと吐き気で、初めてのお医者さんに電話で往診を頼み、往診してめまいの点滴とお薬(院外処方)が出されたケースの医療を考えてみます。
初診270点+往診720点+点滴料70点+処方料68点で、合計が約1100点になります。
血液検査などをすればさらに加算されますが、基本型は、だいたいこんな感じです。
医療保険の場合、全国一律1点=10円ですから、
3割負担の場合の自己負担は約3300円、
1割負担なら約1100円になります。
3割負担の方でも、マッサージを頼むよりずっと安いと思います。
「意外だ」とは思いませんか?
(当ブログは、朝日新聞WEBサイト"アピタル"にて掲載中です。)
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