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「小規模多機能」って、何だっけ?

2010年04月29日(木)

国が推奨する「小規模多機能」に入所した患者さんの
在宅医療を頼まれました。
患者さんは完全寝たきり、全介助。
どこから手をつけていいのか、わかりません。
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小規模多機能は、極めて少ない。
尼崎に2、3ケ所。
在宅医療は外づけ可能でしょう。(ちょっと自信がない)

では、訪問看護は??
在宅医療の要は訪問看護ですが。
しかし施設には、看護師もいます。

訪問看護は外から入れるの?
介護保険だけど、本当に大丈夫?
特別指示書で医療に逃げておこうか?

考えるのは、制度のことばかり。
制度があって、初めて医療や介護ができます。
制度の簡素化こそ必要だと思います。

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この記事へのコメント

小規模多機能は利用者さんにとって使いづらいと思います。
一見いいように思えるのですが。

そして利用料は高いです。

制度が本当に邪魔ですね。

Posted by 山崎裕子 at 2010年05月02日 01:29 | 返信

2年前の春から、この種の懸案事案についてのガイドラインがでていますよ。
「厚労省」の「通達」をクリニック宛に本日 FAXしておきました・・・。

ご参考までに。

「医療」と「身上監護」(福祉&介護)と分野が違いますが、長尾先生の「志」と同じくの者です。

崇拝する方のお言葉を借りるなら・・・
「世の人は 我為す事を言わば言え。我 為す事は 我のみぞ知る」
ですね!
さらに・・・
「今一度 せんたくしたく候」です(笑)

Posted by 駆け込み寺 at 2010年05月03日 02:06 | 返信

駆け込み寺、さんへ。コメントありがとうございます。長尾です。
「通達」1枚で右往左往させられる現場ですが、規則をよく読んで
頑張りましょう。いろいろと教えてください。
「小規模多機能」って、「入所」ではなく「利用」でしたよね。
たしか住所は、澄んでいる家でした。
このように基本的なところから教えてください。

Posted by 和 at 2010年05月04日 03:14 | 返信

お疲れの所、「往診」有り難う御座いました。
スタッフ一同、しっかりと尊厳を持って「お見送り」をさせて戴く所存です。私見ですが、やはり「ご自宅」にお戻しして家人さんの下で「お別れ」をしてもらった方が良いのかなぁ~・・・っと思っています。・・・が、こちらの勝手な「要らぬお世話」かもしれませんし・・・。思案処です。

実は、今「もうお一方」ターミナルの利用者が5/1日に泊まられているんです。ご他聞に漏れず、総合病院から「お引取り(?!)」を強制(?!)させられ ご家族&地域包括センターよりの「緊急ショート」です。いつ、レベルが落ちても不思議ではナイ方です。 「介護」の事業所は「医療」と違って、「看取り」及び「医療度が高い」ご利用者の受け入れには、どうしても「及び腰」がちですね。 しかし、どこか・だれか が 受け入れなくては! との想い一心で 待ち構えて(?!)おります。
或る意味、「看取り」させていただく事に感謝の気持ちさえ持っています・・・。
今後とも、宜しく願います。

ご推測の通り、「小規模~」は、介護保険の棲み分け上は「在宅扱い」で「施設」ではありません・・・・が「グループホーム」(扱い上は、どちらも「在宅系」)は「住民票の異動」ができる事から「住居」としてみなしています。「小規模~」はあくまで「デイ(通いサービス)」が基本で、プラスのサービスとして「ショート(泊まりサービス)」&「ホームヘルプ(訪問介護)」がある・・・。つまり、他に「自宅(住居)」がある方が前提なので「生活保護」のかたは「自費」で「泊まり代(2000~3000円)を支払わなければなりません。行政にも、「グルホと小規模~で、扱いが違う事に疑問を感じる・・・」と進言は致しましたが・・・。

「小規模~」の「大義名分」は[住み慣れた地域で、最後まで「デイ(通い)」をベースに「泊まり」&「訪問」を併用する・・・。 なんですが、全国的に「小規模~」の利用実態は「入所待ち」「緊急避難及びショート繋ぎ」「徘徊」「ネグレクト(放棄)」のご利用が大勢ですね。

「介護版駆け込み寺」みたいなもんです(笑)「困難ケースの烏合体」とも。

中途半端で、影が薄い存在なんです・・・(我らに世の光をぉ~~!)

以上。

Posted by 駆け込み寺 at 2010年05月05日 01:12 | 返信

駆け込み寺さま、長尾です。
「小規模多機能」について御教示頂きありがとうございます。
国はこれを推進するも現実には増えないと聞きます。
やはり多くの矛盾を抱えた制度であると思います。
しかし実質的に駆け込み寺、最後と砦として
頑張っておられる姿に感謝と尊敬申し上げます。
必ず光を当てて、みんなで考えたいと思います。

さて、看取りになるかもしれない患者さん。
御家族は家でなくてもかまわないとおしゃっています。
本来、小規模多機能は看取り施設ではないはず。
在宅扱いだから、自宅で看取るのが普通だと思います。
しかしどこへも行き場のない患者さんは、
そこにたどり着きます。

だから行政は小規模多機能に感謝し、学ぶべきです。
世の中は、上流だけを見て語る有識者がいます。
上流と下流の両方を見る必要があります。
上流、下流とは、差別用語ではなく、
患者さんの流れを河の流れに例えて使っています。

どこへも行き場のない人(在宅さえ無理な方)が、一体どこに
流れ着いているのか、その到着先(=下流)をしっかり見届ける
必要があります。
昨夜、当直のヘルパーさんに「看取り」の説明をしました。
正直、「当直」がいるだけでも、我々も安心です。

悪名高い「老人マンション」には、「当直」すらいません。
そこでもたまに看取ることがあります。
そんな「小規模多機能」にもっと光を!!!

Posted by 和 at 2010年05月05日 12:59 | 返信

山崎さま、長尾です。
小規模多機能は制度を改善すれば、おお化けする可能性があると思います。
地域密着、臨機応変。これが魅力です。

Posted by 和 at 2010年05月06日 08:03 | 返信

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