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寝たきりの原因は、「高血圧」
2010年05月21日(金)
勝谷友宏先生の講演を拝聴しました。
彼は、私の後任の後任の、尼崎医師会内科医会会長に就任したばかり。
「寝たきりの原因は、高血圧」と断言されました。
まさに、わが意を得たりのお話しでした。
人類史上、例を見ない超高齢化社会が進行しています。
世界が日本のやり方、乗り越え方を注目しています。
日本は、世界のテストケースになっています。
人は血管とともに老います。
高血圧治療で、寝たきりを防げます。
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寝たきりの原因は、がんではない。
認知症や脳卒中が、その原因。
その根元は、やはり高血圧である。
血圧を下げると寝たきりが予防できる。
血圧を3下げると、3万人の寝たきりを無くせる。
これは決して誤差範囲ではない。
現在、血圧の重症感が失われている。
世界の大統領や首相は、血圧で亡くなっている。
ルーズベルトが亡くなった時の血圧は300/190であった。
これは血液が床から天井に届く、すさまじい勢いだ。
高齢化による血圧上昇の勢いの方が激しい。
高齢者は、140/90以下に、
中年者・若年者は、130/80以下に
しておくべきだ。
高齢者ほど血圧のハイリスクである。
80歳以上でも血圧を下げて本当に意味があるのか?
そんなエビデンスはあるのか?
HYVRTという大規模試験がある。
150/90でもかまわない。
とにかく下げることが重要。
現在、Jカーブは無いと考えて良い。
左右差や触診法も、大切。
これを喜ぶのは、間違い。
脳血流の自動調節能の低下には注意すべし。
予後が悪くなる。
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この記事へのコメント
素晴らしいレポートを有難うございました。これだけ言われると「体に化学物質はなるだけ入れたくない」と言いながら運動もあまりしないでいたことは無知だった、と自覚しました!(セミナーなどでも専門医学用語・特に略語がわからないことが多いので、英辞郎やWEBの医学用語辞典を入れて、少しずつ理解するようにしています。今日の記事全部が分かったわけではないです)
かかりつけ医に言われ、いやいやブロプレス8mmgを飲んでいます(合意で決まったことは守る性格です) でも内心、閉経すれば血圧少々UPしても自然なんじゃないの?なんて思っていました。確かに身近に閉経後もUPしてない人も沢山いますから言い訳でした。
今日の記事もプリントアウトしましたので、身近な人達に情報提供するつもりです。
先日の血圧・コレステロール値・血糖値のリスク順については、かかりつけ医(開業の循環器専門医)とストレッチの先生と話題にしました。ストレッチの先生は出身の体育大学がらみで良く勉強会に行かれて、運動の合間に新しい健康知識も教えて下さいます。
このブログのおかげで、少なくとも何十人かは高血圧の真実!にめざめ、寝たきり回避につながるかもしれませんね。しかも高額の研修費も支払わずに・・・心からの感謝を!
Posted by 梨木 at 2010年05月21日 08:04 | 返信
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