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ＤＰＰー４阻害薬は、日本人のための糖尿病薬
2010年05月21日（金）
昨夜は、東京大学の、門脇孝教授の講演を拝聴しました。
「ＤＰＰ－４阻害薬は、日本人のための糖尿病薬である」
と、その有用性を解説されました。
ＤＰＰ－４阻害薬は、予想をはるかに上回る展開になってきました。
「ＤＰＰ－４阻害薬は、日本人のための糖尿病薬である」
と、その有用性を解説されました。
ＤＰＰ－４阻害薬は、予想をはるかに上回る展開になってきました。
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今夜の勉強会も、３４０人を超える参加者でした。
当院でも、すでに何人かにＤＰＰ－４阻害薬を使っていますが、
予想を上回る効果を確認しています。
インスリンを中止できた患者さんも出ています。
個人的には、ＤＤＰ－４阻害薬は、在宅医療にかなり使えると思います。
今のところ、これを言っているのは、世界中で私だけでしょう。
以下、医療者向けサマリーです。
＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠
ＤＰＰ－４阻害薬は、日本人を含むアジア人に良く効く。
エクアだと、空腹時血糖を２５、
食後２時間血糖を６０、
ＨｂＡ１ｃを、１．２％低下させる。
食後１～２時間の血糖も下げる。
肥満の外科手術（Roux-Y bypass）を受けた患者さんの
ＧＬＰ－１は増加する。
体重低下と相まって、糖尿病を改善させる。
ＤＰＰ－４阻害薬は、ＨｂＡ１ｃ＝７～８％が良い適応だが、
糖尿病の予防にも有効である可能性がある。
ただし、
・高齢者
・腎機能低下者
・ＳＵとの併用には、注意が必要。
特に、ＳＵとの併用には、糖尿病学会から
異例の緊急リコメンデーションが出たばかり。
ＳＵとの併用は、重症低血糖の可能性がある。
・アマリールは、２ｍｇ以下、
・オイグルコンは、１．２５ｍｇ以下、
・グリミクロンは、１０ｍｇ以下、
まで減量してから、ＤＰＰ－４と併用するのが良い。
併用も良いが、単独でも充分使える。
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05/22
by
田中正夫
この記事へのコメント
おはようございます。田中です。インクレチンもペプチドだから経口だと、消化されてしまうでしょう。だから、経口では使用できないと思っていました。上記のＤＰＰ－４阻害薬は経口だから、QOLもさらに改善するし、なんといっても低血糖の危険が少ないのが私にはうれしいです。次回の診察では、膵臓のエコーとＤＰＰ－４阻害薬のことを話してみます。ありがとうございました。
Posted by 田中正夫 at 2010年05月21日 08:43 | 返信
田中さま、長尾です。
仰せのとうり、
ＤＰＰ４阻害薬は、ＳＵ剤との併用は注意です。
腹部エコーもよろしく。
でも主治医は、ビックリするでしょうね。
Posted by 長尾です at 2010年05月22日 01:08 | 返信
ありがとうございました。
Posted by 田中正夫 at 2010年05月22日 08:05 | 返信
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