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こちら認知症外来?
認知症対策基本法の必要性
2010年05月27日(木)
認知症の増加が止まりません。
在宅の外来も、認知症で溢れています。
1日に約30人の認知症患者さんを診察します。
これって、認知症外来?
ほとんどコミュニケーションできない人は
看護師さんに通訳してもらいます。
こんな調子で認知症が増えて大丈夫だろうか?
ちょと多すぎます。
日本の将来が不安になります。
認知症の外来診療は、家族同伴が原則です。
しかしさまざま理由で家族のいない認知症患者さんが多い。
家族がいても捨てられているので絶対に来ない家族も。
認知機能が低下しているので、毎日、お薬を取りに来る。
文句を言って怒り散らす。
何度も診察室に入ってきて、無理難題を言う。
グループホームも無く、
在宅での受け皿も貧困。
NPOやボランテイアさんに依存している現状。
国を挙げて認知症問題に取り組むべきでは?
がん対策基本法、肝炎対策基本法に続いて
「認知症対策基本法」が要ると感じます。
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この記事へのコメント
しあわせな認知症は 少数派なことは理解しています。
5分も話せば、この人絶対何かおかしい・・・と当然わかる患者さんに
ヘーキで服薬内容を変更したり、
その内容も、「いっぺんに飲んだらどうなるの???」と思うような薬だったり。
時に通訳として診察に同席することもありますが、
「僕は専門外だから」
「そんな人、ひとりで来てもらったら困る!!!」
と叱られたり。
ちょいと、ややこしくなっても それなりに生活できるよう
困りごとにならないよう 治療方法を検討する、ケアを提供することが
認知症に対する支援だと思います。
さて 増え続ける認知症ですが、
わたしの年から できるだけ完璧を求めない・他者を許せる人になる。
過度なストレスから努めて回避する。ことが重要だと思います。
・・・いかがでしょうか?
Posted by カミムラクミコ at 2010年05月27日 08:35 | 返信
私も異常な認知症の増加率には、寒気を覚えます。
すでに病院のみならず、どの医療機関でも看護師が超超超欠乏しているこの現実。。。
私は今病院で勤務していますが、それでも『うちへ働きにきませんか?』とよくメールや電話がきます。
認知症の増加率以上に怖いのが、看護師の辞職率。最近は定年を待たずして退職する50代が増えています。
激務に耐えきれず、背中や首を痛めてしまい、若くても働けなくなった看護師も沢山います。
そして若い看護師の数が年々どんどん少なくなっています。
これじゃあ、認知症介護の前に医療体制が崩壊してしまいます。。。
それが一番怖いです。 看護師の激務&薄給を知っているからこそ、この職業に就く人が少ないことも知っていますから。。。
もし私が老人になったときに、どうなっているんだろう。。。と思い、落ち込みました。
そんな折りに、この記事を目にしました。
http://labaq.com/archives/51171925.html
『人間、年取っても大丈夫!』って励まされているようで、とても勇気が出てきました。
この殿方のように、100歳になってもバリバリ働けるように、今から健康的な生活を実行しています。
今の目標は『100歳まで健康で現役実行!』です(笑)
Posted by *snowflake* at 2010年05月28日 03:25 | 返信
「認知症対策基本法」が出来たらどんなに
いいかと私も思います。例え、家族がフォロー
してくれるとしても、お金がかかるなら働く
時間も誰かが担当して要るだろうし、そう
なると、誰かが長時間、負担をかけ介護を
することになると思うし、一番、人間の
核心をつくとお金の問題があると思うんです。
身内であってもお金は別問題って言うドラマや
現実も多いのでは?と思います。
ぜひ、少しでも元気な人の人生の一部に軽減策
をしてもらえたら理想だなと思います。
Posted by st**yminmin at 2010年05月28日 09:45 | 返信
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