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三笠まんじゅうを頬張る、胃ろう患者さん

家に帰ると、胃ろうが不要になった

2010年05月27日(木)

もし、、この患者さんの1年間のドキュメンタリー映像をNHKで
流すことができたら、日本の認知症医療は、劇的に変わるでしょう。
昨年末に、「エイヤ!」と病院を脱出させた、胃ろうの認知症患者さんが
めでたく、「デイケア・デビュー」されました。

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長尾を信じて、家に帰って5ケ月。
家族が夢かと思うような変化がありました。
今日、夢が現実になりました。

「病院の主治医に見せてあげたい」
「病院のスタッフが一番信じられないだろうな」
「あのまま病院にいたら、亡くなっていたかも」
とは、ご家族の感想です。


病院医師「一生食べれません」
現在「全部食べて、味もよくわかる」

病院医師「胃ろう注入は一生、続きます」
現在「胃ろうは不要となりました」

病院医師「膀胱バルーンも一生抜けません」
現在「自宅に帰ってすぐに抜いて、現在も自尿です」

病院医師「家では無理です」
現在「家に帰ってから劇的に元気になっています」

病院医師「家に帰ったら、死にます」
現在「あのまま病院にいたら、死んでいたでしょう」

病院医師「MRSA感染で、病院から出れません」
現在「MRSA感染は、無害のほうのものです。何の問題もありません」


「デイケアに行く」という夢が、現実になりました。
長尾が詐欺師でないことが、証明されました。

すべて、
ケアマネ、訪問看護師、

そして・・・
つどい場さくらちゃん、のおかげです。

これからも、みんな笑顔で過ごします。
私たちも患者さんから元気をもらい続けます。


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この記事へのコメント

つどい場さくらちゃん:まるちゃん!
ごめんなさい。我社の近くの郵便局の昼休みは振込み担当の部署がいつも混雑で
慌て者の私はいつも待てなくてまだ会員になっていません!!
早く会員になって情報もいろいろと知りたいですし
つどい場さくらちゃんの元気・やる気・活気が尚一層!と
考えながらの日々ですのに
なかなか、振り込めません。。。
来週こそ!激励のエールとともに会員になります。
振り込みます!
口座番号:000900-3-166692
口座名称:特定非営利活動法人つどい場さくらちゃん
僅かで、申し訳ないですが
正会員ー個人:10口 加入しますね。
必ず来週には!!
まるちゃん、遅くなってごめんなさい。
みんなのオアシスのまるちゃん、
なぜか私のオアシスのまるちゃん
頑張っていただきますように!

Posted by 狭間 紀代 at 2010年05月27日 08:09 | 返信

あなたがた家族は、例え自殺行為だとしても、口から食べさせたいと言うのですね。
それが例え、死期を早めるとしても構わないということですね。

これは、数年前回復期リハ病院の医師が
家族とわたしたちを呼びつけて 説明した言葉です。

自宅までの道中で亡くなるかも知れない

家族さまに抱かれるようにしてご帰宅されました。

その方は今、デイサービスで歩行訓練しています。

あのときの医者にみせてやりたいです。

Posted by カミムラクミコ at 2010年05月27日 09:36 | 返信

おおー、すごくいいお話しです。
ストレスの取れるいい瞬間に出会った
お話しだったなと思いました。

Posted by st**yminmin at 2010年05月27日 11:35 | 返信

私の祖父、祖母共に、長尾先生が書かれたこの患者さんのケースにマッチします。

介護福祉士である母は、順番?に脳梗塞で倒れ、その後集中治療室で寝たきりで意識も回復せず、胃ろうと点滴でなんとか生かされていた祖父母を見て『病院にいてもよくならない。リハビリをしっかり行うにも、今まで慣れ親しんでいた環境が必要だ』と実行に移しました。

『もう植物状態で高齢だから、この先もう長くないでしょう』という医師の事実上の死の宣告をものともせず、です。

一年以上経った今、祖父は脳梗塞後の認知症はあれども、自分で歩いて、食べて、トイレに行って。。。と、ちょっと話が食い違わないなーと言うところを除けば、ごく普通の優しいおじいさん、というところまで回復しました。最近は、脳梗塞後にとても顕著だった記憶障害(家族や自分のいる場所や状況など分からない、知らない人を敵と勘違いして暴力的になるなど)もどんどん改善され、一年に一度会えるか分からない私(孫)まで分かるようになっています。ちなみに90歳です。

祖母は脳梗塞によって言語中枢がダメージを受けたので、こちらの言うことはある程度理解出来ても、話すことができません。 そして身体の半分が脳のダメージによって動きません。『一生しゃべれないでしょう。死ぬまで胃ろうでしょう。死ぬまで寝たきりでしょう』と医師には断言されましたが、きちんと入れ歯を新しく新調してリハビリを続けたら、退院後10ヶ月して普通に口から食べられるようになりました。今では胃ろうは使っていません。 そして片言がはっきり発音できるようになりました。 そして、車椅子に乗ってお出かけできるほどになりました。ちなみに89歳です。

母のヘルパーとしての汗と涙の経験、そして家族を信じて見守り、徹底したサポート体制と尋常ならざる努力が、病院医師の浅はかな知識よりも正しかった、という動かぬ証拠です。

高齢で、寝たきりで、脳梗塞によって身体的もしくは精神的に障害があっても、病院無しでここまで回復できたんです。 病院勤務の医師は、もっとこの事実と介護の現場にいる人間に目と耳を傾けるべきです。

Posted by *snowflake* at 2010年05月28日 02:45 | 返信

どのような努力が、この五ヶ月の間、おありだったのでしょうか?そしてこれからどんなことについて注意しなければならないでしょうか?教えてください。田中です。

Posted by 田中正夫 at 2010年05月28日 09:57 | 返信

田中さま、長尾です。
一般の方が読まれても、イメージできないかもしれませんね。
何も特別なことはしていません。
私がしたことは、
●相談があった直後に病院に行ったこと
●家に帰ろう!帰れば元気になると、言ったこと
●帰宅して、膀胱バルーンを抜いて、食べさせたこと
ただ、それだけです。

この方の記録は、何度も書いています。
「エイヤ」でブログ内検察してみてください。

Posted by 長尾 at 2010年05月28日 02:27 | 返信

Posted by 長尾 at 2010年05月28日 02:29 | 返信

読みました。ありがたいです。私には、弟に世話をまかせっきりにしている母親が三重県にいます。去年の夏までは、週末に行って、私が料理を作り、その際、弟が慢性期の病院から外泊させて弟が一人で世話をしていました。去年の夏、誤嚥を起こし肺炎を併発して急性期の医療センターに入院しました。親族が呼ばれて、病状の説明がありました。もうここまでやな、と考えました。胃ろうが施され、十月にはまた慢性期の施設に転院しました。それから後は、見舞いにも行っていません。転院を重ねて、伊勢宇治山田の日赤の施設にいるようです。田中です。

Posted by 田中正夫 at 2010年05月29日 11:09 | 返信

「さもありなん」の患者さんです.

病院の医師の誤嚥の診断は厳しすぎます.
施設で嚥下内視鏡を行うと,多くの患者さんが誤嚥をしています.
でも,それらの患者さん,元気に食べてるんですよね.
肺炎になることもなく.

しっかりと嚥下,誤嚥(の予後)を診断できる医師・歯科医師が絶対的に不足しています.
とくに病院で.

歯医者,がんばります.

Posted by 歯医者 at 2010年05月29日 10:50 | 返信

ウチの法人にはデイサービス2カ所、デイケア1カ所あります。
デイケアは予防の方も含めて比較的自立度が高いのですが、
1カ所のデイサービスセンターは重度対応型ですので、食事中に訪れると残念ながら
「ゲホゲホ」「う~ゴホッゴホッ」と
咽せている方が何人かいらっしゃいます。
STさんと「う~ん、」と考え込んでしまいますが。
それでも ゲホゲホ発生率の割には熱が出たり肺炎になるリスクは低いです。
在宅ってすげー、といつも感動しています。

Posted by カミムラクミコ at 2010年05月30日 08:19 | 返信

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