先生こんにちわ。

そのご家族の関心事は経済なのでしょうね。
なので、モノには言い方、伝え方がある、なんてことを考える余裕もないのでしょう。

考えさせられました。

先生のこのブログで、当事者でない私たちも、今からいろいろ知ることが出来ます。
当事者になってからでは遅いこととか、たくさんありますね。

「月３万円で、手厚い在宅医療と介護をお願いします。」
＝＞　結論：　無理です。（きっぱり。）

ケアする側がもうすでにいっぱいいっぱいの状態であるのに
無理難題を押し付けてどういうつもりなのでしょう？

私は後輩、新人、研修医を問わずこう言っています。
『これは出来ない、無理だと思ったら、迷わず断りなさい。
厳しい医療の現場にいる者が自分自身を不幸にしてまで行うケアには
何の意味もメリットも無い。
長い目で見て、結果的に双方にとって辛い結果になるだけだ。』

自分自身が自分の人生のありかたを表す『職業』というものを遂行するのに
過労で不幸であれば、意味が無いんです。

患者さん達を治す一番の薬は
最新の医薬品でもなく、
最高の医療技術でもなく、
その職務を遂行する人自身の職務にかける情熱です。

過労状態で日々の幸せを感じられないほどギリギリまで切羽詰まっている人間には、
情熱が燃え尽きてしまっています。
目もうつろで、笑っていません。
私はそんな後輩を見るたびに『数日休みを取って、ゆっくりしなさい』と休ませます。
いくら自分の仕事が大変になってもです。

これからの医療世界を担っていく後輩達が、いまから重圧に押しつぶされるのを
みすみす見逃して放置する訳にはいかないのです。
新人や後輩をスパルタ教育で指導して叩き上げるのも私の役目ですが（鬼ですからね。笑）、
ちゃんと芽を出して、嵐にもまれても丈夫に成長出来るように労り、時には守り、
そうやって大事に育てるのも私の役目。

もっと医療を取り巻く環境が、これからの医療世界に羽ばたこうとしている新人達にとって
ちょっとでも優しくなれば良いのにな。。。と願うばかりです。
そのためには患者＆患者の家族教育？もときには必要になるかもしれませんね。

最近、高圧的な人が多いように感じます。
いわゆる、モンスターですね。
お疲れ様です。

院長先生、その提案は私も賛成です。
「月３万円で、手厚い在宅医療と介護をお願いします。」
になれば、なんて介護を手伝うご家族の方も持病を持って
いらっしゃる人もいるかもしれないし、本人が介護をして
もらうために働いてお金を作る、本来なら自分の為に使う
喜びがあるハズなのに…っていう家庭状況もあるかと思う
ので何とか申請みたいな形で行政が保護してもらえたらな
と思います。