２晩、手をつないで寝ました

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２晩、手をつないで寝ました

2010年07月21日（水）

たった３日間のギリギリ在宅でも、満足度１００％のこともあります。
数時間で亡くなるかも、と言われながらも、受け持った末期がん患者さん。
すでに意識朦朧でしたが、配偶者の想いは嬉しいぐらいに強かった。

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どうせ死ぬのなら、自宅の布団に並んで寝て手をつないだまま死にたい。
この想いを受けとめないで、在宅医と言えようか。
なんて。普段はギリギリ在宅に怒るところが、今回は、即ＯＫサインを出しました。

数時間ではなく、３日間も持ちました。
２晩、手をつないで寝れたことに配偶者は満足。
帰宅した時と、看取った時の配偶者の顔の輝きは、まるで別人でした。

介護保険も介護ベッドも要りません。
要るのは、優しい看護師さんと、診断書を書く医師だけ。

在宅看取りとは、愛。

それを教えて頂きました。

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