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選挙は大変ですね

「夏が来れば思い出す」

2010年07月18日(日)

高校の後輩かつ医局の後輩である梅村聡参議院議員と、会いました。
選挙とは素人には想像もつかない壮大なイベント。
舞台裏の様子を聞きながら、「一般ピープルでよかった」と思いました。

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民主党が大幅に議席を減らした今回の参議院選挙ですが、冷静に分析すると
民主党の総得票数は、地方区でも全国区でも自民党を上回っていたそうです。
ですから「民主が負けた」とは言いきれないようです。

日本医師会は、今回、3人の候補を推薦しました。
民主党、自民党、みんなの党が各1人づつです。
しかし全員、見事に落選しました。最高でも7万票にとどまる大惨敗です。

3人合わせても、前回落選の武見候補の得票数にすら及ばない、見事な負けっぷり。
医師は、医療制度に文句ばかり言うが、選挙には無関心であることがよく分かりました。
医療は社会制度そのものですから、もっと政治に関心を持ってほしいものです。

今回の惨敗の責任は誰が取るのでしょうか?
普段は都合のいいことばかり言っても、負けるとノーコメント。
誰も責任を取らない組織なら、未来はさらに暗いと思います。

公益法人だから政治とは無関係なのでしょうか?
誰を応援するか決断できなかったのでしょうか?
なぜもっと本気で応援しないのでしょうか?

今回、私が個人的に直接応援した2人の候補は、見事に当選しました。
自分の時間を削って、力の限り、真摯に応援しました。
2人から直接お礼の言葉を頂きました。

私は、公益法人だからこそ、いい代表を国政に送るべきであったと思います。
情けない。
医師会幹部の総括を待ちたいと思います。

梅村議員が、投稿した文章を、彼の承諾を得て、引用します。
議員になるのは、大変な苦労ですね。
128万票も取るには、気が遠くなるような準備があったのですね。

「日本病院会雑誌8月号」より


「夏が来れば思い出す」 
参議院議員 梅村 聡


参院選が終わったが、この選挙を通じて自分自身が当選した
3年前(2007年)を思い出した。選挙期間17日間のみが注目されるが、私の場合は準備に約1年間を費やした。大阪府選挙区は有権者700万人以上の巨大選挙区である。まず最初に行ったことは民主党所属の自治体議員の方(約150名)の事務所へ1件、1件のあいさつ回り、そして各種団体への訪問。これだけで1カ月以上費やした。次に約150名の議員の方の支援者の方への連れまわり。町工場で鉄くずまみれになったり、畑の真ん中にスーツのままで入って泥だらけになったり、一人暮らしの高齢者のお宅に行って話し込んだり、それはそれで貴重な体験だった。その合間に忘年会、新年会、パーティー等への参加。現職の議員ではないのでパーティーで挨拶をさせてもらえることも稀で、許されたとしても12分間のスピーチ。紹介のみの時は何とか目立とうと、短時間のスピーチではどうすれば印象に残るのか、色々と知恵を絞った。晴れた日にはマイクのついた車を出して辻立ち。1か所5分間位、次々と場所を変えて演説を行っていく。私の場合はマンション群の棟ごとに車を止めて行った。外見上、誰も聞いていない状態で壁に向かって話す。とても孤独でむなしい。しかし選挙参謀が私にそっと耳打ちをする。「中で必ず誰かが聞いていますからね。手を抜かないで下さい。」10か所に1か所くらいの割合でベランダに出てきて話を聞いてくれる。あるいは手だけが窓から出てきて大きく振って合図をしてくれる。それが唯一の励みである。もちろん「帰れ!」「うるさい!」と言われたり、水を撒かれたりする方が何十倍も多いのだが。両親が見たら泣くだろうなと思いながら帰路につく。しかし時間がたつにつれて気心の通じた仲間が増えてくる。応援団の支えがないととてももたない。選挙が近づくとマスコミ各社がパフォーマンスを要求してくる。私の場合は大阪・心斎橋のど真ん中で、白衣と聴診器を持って通行人を「診察」するというあり得ないパフォーマンスを行ったがマスコミはすぐに飛びついた。あの天下のNHKでさえも。選挙戦に入るとどこで街頭演説をしてもすぐに人が集まり、完全に「お祭り」状態。そして選挙当日がやってきた。開票結果はトップ当選。1281502票という得票数は大阪府選挙区では、西川きよしさんの得票数記録105万票を上回る歴代最高記録だったらしい。夜中の2時、3時まで記者が携帯電話に電話をしてくる。矢継ぎ早に「感想は?」「勝因は?」「最多得票をどう感じるか?」...。当選することは重要であったが、それより支えてくれた多くの方が、そしてベランダから話を聞いたり手を振ってくれた方がこのことを喜んでくれているかどうかの方がはるかに気になった。今夏も各地で色々なドラマがあったと思う。その時の光景を思い出しながら、そして今応援頂いている方のことを忘れずに、私は日々、国家国民のために働いていきたい。




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