１９時を待っていたかのような、駆け込み受診。
重症、難問、言葉の壁（外国人）・・・
応召義務があるので、全部、真面目に受ける。

そして２０時を過ぎると、待ってましたとばかりの電話注文（？）タイム。
「熱が出たのでよろしく！ガチャ！」。これは、深夜でも同じ。
ひとつひとつ、丁寧に、対応して回り、やっとの思いで家にたどり着いた
。

「明らかにオーバーワークだよね」と、患者さん自身が気使ってくれます。
さすがに、「お疲れの出ませんように」とは言いません。
連夜遅くまで付き合ってくれた看護師は、労働基準局法違反だ。

ピザの宅配？いや、お寿司の出張にぎり、かな？

朝５時からは、元気な声で電話でたたき起こされる。
「痛がっています！ガチャ！」
行くと、電話した家族は寝ています。

こうなると、ほとんど寝る時間がありません。
続けて８時間寝ることが、私の夢。
在宅医の２４時間対応は、こんな感じ。

しかしこんなのは、日本中で私だけか？
私は勤務医時代から、運の悪い男で有名でした。
他の医者が診察者ゼロでも、私はひきりなしの寝れない当直。

人間には、運のいい人と悪い人がいます。
私は運が悪いが、本を出すという幸運には恵まれました。
今日も、以前から話したいと思っていた、要人３人から、連絡があり、驚いた。

プラスマイナス、ゼロ。
それ以上でも、それ以下でもない。
「再現フィルム」は、幸せなことかもしれない。

昨日の、有馬温泉の滝。