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認知症になっても人間らしく生きたい

2010年08月31日(火)

昨夜は、介護界の大物たちと、つどい場「さくらちゃん」で深夜まで納涼会でした。
認知症になっても人間らしく生きたい、そしてそれを支える本当の「ケア」とは?
と、熱い熱い議論が続きました。
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介護保険は、魔法の杖ではありません。
施設を作れば解決するものではありません。
やはり「愛」だということを、昨夜の宴会は教えて頂きました。

医療界にも熱い志を持っている人がいますが、介護界の方の方が
その熱さは激しいのではないでしょうか?
命がけで介護に生涯を捧げているひとたち。

みんな、独身だそうです。
訳ありなのか、訳なしなのか、怖くて聞けませんでした。
だけど、こんなに熱い人たちがいる日本は捨てたもんじゃないと。

先日の、お泊まり付きのデイ構想について聞いてみました。
まさに賛否両論でした。

デイとショートの垣根が全くない(利用者も職員も入り乱れ)
施設もあると聞き、驚きました。

デイは、行きつけのショットバー、
ショートは、初めて行くビジネスホテル。
そんな感じでしょうか?

気ごころ知れた行きつけのショットバーの店員さんが、
お泊まりにも相手してくれたら、心強いかもしれません。

あと、グループホーム(GH)と特養の違いも何となく知りました。
特養は、学校方式ないしベルトコンベア式。
GHは、個人レッスン式、といったところでしょうか?

あと、異口同音だったのは、「政治には期待しない」でした。

このブログを書いていたら、山井政務管のメルマガが飛び込んできました。
昨日、菅総理とともに、芦屋浜のマンションを視察に来られていたようです。
ブログには、「孤独死ゼロを目指して」と書いてあります。

しかし、みんなそんな機械的なものを求めているのでしょうか?
人が求めているのは、生きがいであったり、感動であったり・・・
なんだか、目指すものが違うように感じました。

山井政務管さま。
こっちに来られるなら、そんな形式的な視察はほどほどに切り上げて
是非、つどい場「さくらちゃん」に来て、本物の介護者の熱い意見に
耳を傾けてください!本当に惜しい機会でした。

御参考までに、以下、山井政務管のメルマガを引用させて頂きます。

。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆

      やまのい和則の

        「軽老の国」から「敬老の国」へ

             第1371号(2010/8/30

    。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆

 

   ◆◆ 菅総理と共に高齢者住宅視察 ◆◆

     ~ 孤独死ゼロを目指して ~

                                  

       

 メルマガの読者の皆さん

 

 今日(8/30)は、これから晩8時から救急医療現場に

 長妻大臣と視察に行きます

  

 引き続き、ツイッターでメルマガを発行します

 

 

 829()午前

 

 おはようございます。

 今日は、菅総理の兵庫県視察に同行。

 

 行方不明高齢者や、高齢者の孤立が問題となる中、

 菅総理は、阪神淡路大震災のあとの大規模な高齢者住宅などを訪問。

 ここでは24時間体制で生活援助員が常駐し

 11年間、孤独死ゼロを実現しています。

 

 高齢者を孤立化させない取組を学びます。

 

 

 今日は認知症サポーターの取り組みも視察します。

 

 行方不明高齢者の問題が深刻化するなか、高齢者が孤立せず

 安心して長生きできるためには、地域のきずなが必要です。

 

 この地域のきずなとしては、近所付き合いだけでなく

 今日視察する生活援助員や認知症サポーター、介護保険サービスが重要です。

 

 

 行方不明高齢者や介護保険は

 厚生労働省の政務官としての私の担当ですので

 今日は菅総理に随行し、今後の指示を受けます。

 

 行方不明高齢者の問題より

 いま日本では長生きへの不安が高まっています。

 

 改めて、敬老の国、日本を作り直しましょう。

 

 

 今日訪問する高齢者住宅は震災復興住宅で600世帯。

 震災後の集合住宅で孤独死が相次いだため

 LSAライフサポートアドバイザーが、24時間常駐することとなった。

 

 生活支援員は入居者のさまざまな相談に乗り

 安否確認を行い、一時的な家事援助も行う。

 安否確認を兼ねた配食サービスも行っています

 

 

 この生活支援員は、一人暮らしの高齢者などに対して

 すきまのケアをします。

 

 すきまのケアとは、電球の取り替えなどの日常生活の不便への対応。

 ホームヘルパーの家事援助でまかないきれない不便を

 緊急通報も含めて生活支援員が対応。

 

 ホームヘルパーや看護師で対応しきれないすきまのケアが必要です。

 

 

 600世帯に対して、24時間、365日体制で

 生活支援員、有給の職員、11人体制で

 日中4人、夜間2人で対応します。

 

 そのことにより 心身が弱った時にも

 できる限り介護施設や病院に入る時期を遅くして

 一日も長く自宅で暮らし続けられるように手助けします。

 

 

 今回、厚生労働白書を出版しました。 

 

 長妻大臣の指示のもと、ポジティブウエルフェア

 参加型社会保障をキーワードに、雇用へ、地域へ、在宅へ。

 という姿勢。

 

 今回の生活支援員や先日訪問したお泊まりデイも

 その整備により一日でも長く

 望めば人生の最後まで在宅で暮らせる社会づくりを目指しています

 

 

 829()午後

 

 駅で少し早い昼食。吉野家の牛丼。

 

 週末は地元で代表選挙について多くの意見を聞きました。

 

 菅さん支持の声も、小沢さん支持の声もありました。

 代表選挙よりも円高対策や雇用対策を急げというお叱りも多かった。

 

 明日朝9時から首相官邸で開かれる新卒者チーム会議で、

 新卒者や若者の雇用対策を発表します。

 

 

 南芦屋浜団地、シルバーハウジングでの生活支援員の取り組みは、

 緊急援助、ごみ出し、認知症対応、病院送迎、食事補助など。

 

 生活支援員の存在により

 介護施設への入居がかなり遅らせることができます。

 

 ホームヘルパーだけでは対応できない、すきまケアを提供しています。

 

 

 介護保険の在宅サービスだけでは、在宅は支えられない。

 すきまを埋めるケアとホームヘルパーの両方がないと、

 増えゆく独居高齢者が支えられないかもしれない。

 

 

 介護保険に加え、このような生活支援員の存在が

 高齢者の孤立化や行方不明高齢者を減らす効果があります。

 

 24時間巡回の見守りサービスが重要です。

 

 

 90歳の一人暮らしの女性を菅総理と共に訪問。

 

 部屋には、寝室、トイレ、お風呂に緊急アラームがあります。

 また、一日中、水を使わないと自動的にアラームが鳴り

 生活支援員が駆けつけてくれます。

 

 体調が悪いときも、

 アラームを押せば数分で支援員がこの団地では来てくれます。

 

 

 600世帯の団地で、毎晩平均3回、緊急アラームが鳴ります。

 このアラームがあることで安心して一人暮らしができると

 入居者の方々は喜んでいます。

 

 さらに離れて住む子どもにとっても

 生活支援員の存在はありがたいとのことです。

 

 

 生活支援員については、まだまだ全国的には増えていません。

 

 一人暮らしのお年寄りが増えるなか

 介護保険に加えて、困った時にすぐに駆けつける

 生活支援員がいるという安心感は重要です。

 

 ちなみに、

 ここの生活支援員は社会福祉士や介護福祉士の資格を持っています。

 

 

 安心感を高めるために生活支援員の存在を知ってもらい

 地域コミュニティをつくることが大事。

 

 毎月生活支援員の手作りニュースをポスティングし

 毎月2回の食事会や夏祭りなども行っています。

 

 困ったときにすぐに生活支援員が飛んできてくれる

 安心感がありがたいと入居者は喜んでいます。

 

 ちなみに、この生活支援員の人件費は介護保険の地域支援事業から出ています。

 

 

 一人暮らしの高齢者で軽い認知症の方々がこの団地でも増えています。

 

 そこで認知症への対応方法を学ぶ認知症サポーターの講座を開催し

 サポーターを増やし、認知症の方々を支える団地を目指しています。

 

 今日は菅総理も講座を受け、認知症サポーターになりました。

 

 

                      山井 和則

 









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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

おつかれさまでした。
つどい場さくらちゃんに集まるメンバーは、特に熱いですね。
私も参加したかったです~。

でも「政治には期待しない」というところが若干気になります。

集まった方たちのように
生涯を介護や医療にかけておられる姿には感動です。
西宮にはまるちゃんがいて、尼崎には長尾先生がいて、
本当にうらやましい。
でも、その後継者を育てて増やしていくことを考えていくには、
みんなの熱い声を届けることが必要です。
こういったことが色んな地域で仕組みになっていかないといけない、
そのためにはどうしたらいいでしょう。
熱い人を見つけるしかないのでしょうか。

私は介護の現場で17年間たくさんのものを見て来ました。
素晴らしい出会いもありました。
それを生かしたい、と思います。
9月の初の本議会では、高齢者と障がい者の問題を取り上げていきます。
取り上げたところで何も変わらないかもしれないけれど、
動かなければ!という思いです。

自分の名前を取って
「万里の道も一歩から」というタイトルで市政だよりで報告する予定です。
以前に長尾先生が言われていました。
業界が政治の世界に送り出さないといけないと。

私は小さな市のかけだし議員ですから、
政治家とは言えませんが、
何かを変えていきたい、そう思っています。
つどい場さくらちゃんにまたお邪魔して、激論を交わしたいと思います。

Posted by 木谷万里 at 2010年08月31日 11:46 | 返信

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