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看護師の居ない在宅医療なんて・・・

2010年09月05日(日)

ケアマネに、よく「看護は要らない」と言われる。
「医療は要らない」というケアマネもいる。
[ケアだけあればいい]、と言われる。
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患者さんや御家族がそれでいいならそれでいい。
しかし、医療を望んでいる場合も多い。
しかし、多くの介護系ケアマネは医療の参入を嫌がる。

医療さえなければ、介護が主役になる。
時には、密室で何でもできる。
稀には、やりたい放題。

要支援2でも要介護5に上げれる。
演技指導をする。
「しないと死ぬよ」と、脅かす。

月35万円の売り上げが、ケアマネが所属する
ヘルパーステーションに確保される。できれば
独居であれば、認知症であれば、もっといい。

近所の人が見かねて、医者を呼ぶと、
ケアマネは、体を張って拒絶する。
自らを「患者の代弁者」だと言い張る。

医者が入れても、看護師はなかなか入れない。
入れたくないのがケアマネの本音。
入ると、ヘルパーが下になってしまうと恐れる。

医療と介護の連携(医介連携)は必須だ。
しかし、上手く行かないことも多い。
私から見れば、相手が、拒否してくる。

医療は、非営利。
介護は、営利。
両者には摩擦が生じて当然。

医療系ケアマネは、非営利が多い。
介護系ケアマネは、営利が多い。
土台が違う。

「ケアマネは中立」だというのは、絵餅。
中立化にするには、公務員にするか、
関連施設に発注できないシステムにすべき。

こんな話は、表に出ない。
しかし、根っこの大切な話ではないのか。
誰かが指摘しないと、改善されない。

医者にはあまり期待できない。
訪問看護師やヘルパーがもっとのびのびと、
活躍できる環境に置くことが大切。

現在の書類まみれは良くない。
このペースでは、5~10年後には、
書類のための仕事になってしまう。

「在宅がやりにくい」
「ややこしすぎる」
医者からはそんな声ばかり聞こえてくる。

医介連携は、まだまだ、これから。





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この記事へのコメント

医師にも長尾先生のようにグッドな先生もいれば、ケアマネを利用するだけの医師もいます。長尾先生、この書き方だと、ケアマネすべてがこんなのかと思われてしまいます。グッドもいればバッドもいる。ケアマネに〇〇系と前資格で振り分けるのも好きじゃないし。少なくとも私は先生のブログを読みながら、地域の医師をどう巻き込んでいこう、どうやって関わっていこう、と考えています。在宅医療に先生ほど理解のある医師は当地にはいません。なんとか本人の意思に添って、訪問看護と往診を使って在宅で、と思っても、病院送りになってしまうのが現状です。中には指示書を出したきり後は訪問看護に任せきりで看護師とケアマネで状態を見て欲しい、と訴えても一度も往診に行こうとしなかったDr.もいます。きっと外来に来れない患者とは縁を切りたかったのでしょうね。 話がそれて来ました。
ケアマネ自身、公正中立を貫けない今の制度に苦しみ、全国では独立ケアマネが次々と生まれています。しかし、医療と違って、介護保険には上限があります。彼らが経営を成り立たせていくのは、とても困難です。家族がいれば、食べさせていくのは到底無理で泣く泣く閉めてしまう人もあるようです。
多くのごく一般的なケアマネから見ても先生の文章に登場するケアマネは特殊だと感じると思います。しかし、そういう風潮があることも事実です。尼崎では時に多いのでしょうか。

Posted by 猫柳ニャン子 at 2010年09月05日 11:31 | 返信

猫柳ニャン子さま、長尾です。ご意見ありがとうございます。
今回、確信犯的に書いてみました。このようなご意見を書いてもらうためです。たしかに多くの善良なケアマネさんは、仰せのとうりの意見でしょう。
医者もいろいろいれば、ケアマネもいろいろいます。
ケアマネさんの閉塞感は医者以上でしょう。ケアマネさんの閉塞感の方が優先すると思います。
ケママネ報酬を倍にして、中立にして、レベルを上げる。そして訪問看護は、ケアマネ業務から切り離す。これが、私の結論です。真面目に努力しているケアマネさんを応援できる制度に変えるには、現行の制度を一旦中止する必要があると、私は思います。この話は大変重要ですから、何度でもご意見をお聞かせいただければ幸いです。

Posted by 長尾 at 2010年09月06日 01:27 | 返信

返信有難うございます。
私も、訪問看護、居宅療養管理指導など医療サービスは介護保険から切り離した方がいいと思います。

Posted by 猫柳ニャン子 at 2010年09月06日 11:10 | 返信

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