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虚構の高級老人ホーム
2010年09月16日(木)
入居金が1千万円以上もする高級老人ホームに、たまに往診を頼まれます。
パンフレットには、「医療も介護も365日24時間安心」と書いてあります。
私が見たところ、そこにはお金に見合う安心どころか、心配を感じました。
パンフレットには、「医療も介護も365日24時間安心」と書いてあります。
私が見たところ、そこにはお金に見合う安心どころか、心配を感じました。
このような老人ホームは、たいてい
在宅専門クリニックと急性期病院がセットになっています。
訪問看護も薬局も全部、セットになっています。
仲良しだけで築く、いまどきの、ビジネスモデル。
その在宅クリニックは、訪問診療はしますが、往診はしてくれません。
おかしければすぐに提携病院に入院させます。
形だけの24時間対応です。
コールセンターが電話応答して、
救急車を呼べばどこかに入院させてくれます。
紹介状は、コールセンターの職員が書いてくれます。
医師や看護師が、夜間に動くことはないそうです。
私に言わせれば、エセ24時間対応なのです。
もちろん、看取りなんてもってのほか。
管理者や施設の看護師が、裏で大反対するそうです。
そんな老人ホームに、私が入るだけでも(患者に頼まれてですが)
大騒ぎになります。
既存のビジネスモデルが、私の一言で、一挙に崩れるのを恐れている様子。
これからしばらく、我々「阪神ホームホスピスを考える会」の
テーマは、「施設での看取り」になります。
しかし、以下のように施設を分けて、「看取り」を論じるべきです。
・特養
・老健
・グループホーム
・小規模多機能
・老人ホーム
・高専賃・・・
それぞれに、それぞれの「看取り」があるはず。
一番、大変なのは、老人ホームです。
最初から職員にの「看取り」の意思が無い場合があります。
ですから、「看取り」は、あるはずがありません。
笛吹けば踊ると無邪気に考えている、役人さんには
もっと現場を見て欲しいもの。
「絶対に看取らない」主義の管理者が支配するような施設では
「看取り」などあるはずがありません。
お金持ちの皆さま。
極々、一部だとは思いますが、
虚構の老人ホームに騙されないようにしてください。
そこには、夢も笑顔も無いかもしれませんから。
それならば、自分の家で、在宅医療保受けたほうが、
ずっとましな場合もあるでしょう。
自宅でも大抵の医療行為は、できます。
しかし、そんなこと(=在宅療養)が可能であることすら
知らないご家族が、親孝行にと、老人ホームへの入居権を
プレゼントしている姿を時々見かけます。
なんとなく、モッタイナイ・・・
私だけかな?
余計なお世話かな?
在宅専門クリニックと急性期病院がセットになっています。
訪問看護も薬局も全部、セットになっています。
仲良しだけで築く、いまどきの、ビジネスモデル。
その在宅クリニックは、訪問診療はしますが、往診はしてくれません。
おかしければすぐに提携病院に入院させます。
形だけの24時間対応です。
コールセンターが電話応答して、
救急車を呼べばどこかに入院させてくれます。
紹介状は、コールセンターの職員が書いてくれます。
医師や看護師が、夜間に動くことはないそうです。
私に言わせれば、エセ24時間対応なのです。
もちろん、看取りなんてもってのほか。
管理者や施設の看護師が、裏で大反対するそうです。
そんな老人ホームに、私が入るだけでも(患者に頼まれてですが)
大騒ぎになります。
既存のビジネスモデルが、私の一言で、一挙に崩れるのを恐れている様子。
これからしばらく、我々「阪神ホームホスピスを考える会」の
テーマは、「施設での看取り」になります。
しかし、以下のように施設を分けて、「看取り」を論じるべきです。
・特養
・老健
・グループホーム
・小規模多機能
・老人ホーム
・高専賃・・・
それぞれに、それぞれの「看取り」があるはず。
一番、大変なのは、老人ホームです。
最初から職員にの「看取り」の意思が無い場合があります。
ですから、「看取り」は、あるはずがありません。
笛吹けば踊ると無邪気に考えている、役人さんには
もっと現場を見て欲しいもの。
「絶対に看取らない」主義の管理者が支配するような施設では
「看取り」などあるはずがありません。
お金持ちの皆さま。
極々、一部だとは思いますが、
虚構の老人ホームに騙されないようにしてください。
そこには、夢も笑顔も無いかもしれませんから。
それならば、自分の家で、在宅医療保受けたほうが、
ずっとましな場合もあるでしょう。
自宅でも大抵の医療行為は、できます。
しかし、そんなこと(=在宅療養)が可能であることすら
知らないご家族が、親孝行にと、老人ホームへの入居権を
プレゼントしている姿を時々見かけます。
なんとなく、モッタイナイ・・・
私だけかな?
余計なお世話かな?
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この記事へのコメント
昨年父(87)が亡くなり、一人になった母(84)はしばらく独居でしたが今年の春、生まれ故郷の高齢者専用賃貸に入居しました、老人ホームなど施設も考えましたが、費用がかかることと、市から家賃の補助も出るということで決めました。同じ建物にデイサービスもあり、平日は生活指導員が対応してくれますので安心です。ヘルパーさんも出入りするようですが、本人にとってはわずらわしいようです。一人では落ち込みそうなので、話し相手がいるだけでもいいかなとこちらは思っています。
Posted by hiroshi at 2010年09月16日 06:37 | 返信
家族は、何故有料ホームに預けるのか?
独居老人をいろいろな事情で引き取れない(住居面積、就労している、嫁姑問題等)
すでに同居していて、環境が充分にそろっていても、介護したくない。
そんな方々は、お金に余裕さえあれば 有料老人ホームに預けたいのでは?
子供が入居権をプレゼントする例より、
我が親の持つ資産を切り崩してもまだ余りあるので、預けるという例が多いと思います。
在宅で看取ると言っても、家族にその知識や、相当の覚悟がなければ・・悲惨なことになります。
モッタイナイと考える一般庶民は、高級有料ホームには入れません(笑)
長尾さんは優しいんですね。でも余計なお世話?かも・・・
実は・・・居宅ケアマネやっています。
たいていのケアマネなら・・・素敵なところですね、うらやましい~~と言います。
Posted by 匿名 at 2010年09月18日 05:40 | 返信
こんばんは、お疲れ様です。
私も子供が親に入居権をプレゼントするなんてリッチな話は聞いたことが無かったので(私の回りでは)、住む世界の違いを感じてしまいました。でも、どんなに建物が立派で設備が整って、職員さんも優しくて、申し分の無い所でも「ここが終の棲家となるのか」と思うとそれらは全て打ち消されてしまいます。とても寂しい気持ちになります。(居宅ケアマネですが・・・)
私が仕事をしている所はこじんまりとした小さな町で高齢化率も高く独居高齢者も多いです。観光地なので若い頃にこの地に仕事をしにやってきて、そのまま年老いた・・・身寄りの無い人も結構います。各種制度も使いながら、地域の中で生活していけるよう支援しています。
在宅看取りは、二人三脚してくれる医師がいないので難しいです。でも、在宅限界ぎりぎりまで頑張ります。(頑張っているのは本人ですが)。 住み慣れた家には不思議なパワーが宿っているようです。
Posted by 猫柳ニャン子 at 2010年09月18日 11:24 | 返信
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