このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

東京セミナー1  俺は間違っていなかったんだ!

2010年11月13日(土)

嵐の土曜の外来と往診を終え、飛び乗った飛行機。
窓下から見え中央アルプスの山々に、癒されtた。
CNK東京セミナーにたどり着いた私の隣の席は、なんと厚労省トップの辻哲夫氏だった。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
4時間にも及ぶ議論の末、2012年版医療・介護ビジョンが練り上げげられて行く。
8つのセクションに分かれて、グループ討議形式で進められた。
小学生の授業のようなこの方式は、さすが井関先生のファシりテーターぶりと感心した。

厚労省トップの辻氏と末端医師がこんなに長い時間、直接お話できる機会は2度とないだろう。
セミナーでも懇親会でも、遠慮せずに自説をぶちまけた。
「在宅医療の悪口」や「在宅医療支援診療所の改良案」を。

辻氏の素晴らしいところは、こんな末端の意見にもちゃんと耳を傾けてくれるところ。
数々の壁があっても、命がけで乗り越えようとする彼の姿は、数年前と何ら変わらない。
あらためて心から感動した。

人間の尊厳を大切にする辻氏の気持ちは、
丸ちゃんが聞いたら大喜びするだろう。
ついでに、かいご学会の話もしてきた。

模造紙に各自が思ったことを書きこむ形式。
辻氏も沢山書きこんでいた。
まるで小学生のように。

私のテーブルのメンバーは、ピュアの藤田さん、ラップ療法の鳥谷部先生、
嚥下・口腔ケア界のアイドル野原先生、そして愛媛の亀井先生と辻哲夫氏。
なんという豪華メンバー。あり得ない組み合わせだ。

懇親会では、かの大熊由紀子氏とも積もる話をさせて頂き、感無量でした。
その他、書ききれないほど、熱き同志が、熱き思いを語り合った、新宿の夜。
合間に、20数年ぶりの東京医大社会医学研究会同窓会にも顔を出した。

社医研は、私のルーツ。
現在の医療を、実に30年前から先駆けていた。
その東京医大の客員教授に辻氏がなられたのも何かのご縁だろうか。

東大医科研の「現場からの医療改革推進会議」の懇親会にも顔を出した。
昨年の今日と、何ら変わらない笑顔の皆さん。
ポリオ患者会の小山さんと名刺交換。

東大では、急性期医療の会議。
飯田橋では、慢性期医療の会議。
私に言わせれば、なぜ一緒に出来ないのか?

いずれにせよ、厚生労働行政トップの辻哲夫氏が、
数年前と全くブレていないことに大いに感動した。
「かかりつけの患者を普通に往診する開業医」
のイメージが原風景となっている。

辻哲夫氏のイメージは大いに正しいし、憧れる。

辻氏は、お金の問題よりも人間の生活や尊厳を優先するという哲学。
そのとうりだが、実際は、委縮医療になっている。
しかし、いいと思うことは堂々とやればいい、と氏からアドバイスを頂いた。

俺がやってきたことは間違っていなかったんだ。

何だか大きな力を頂いた。

ラップ療法の鳥谷部先生に言わせると、
「デブリ」も死語だそうだ。

そう、「消毒」も「デブリ」も死語なのだ。





2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

長尾先生

さっそくのブログ更新ですね。
確かに、あれだけの実績を持った皆さんが熱心に語る姿を伝えるために、
テレビ局が特番を組んでもいいのではないか、とすら思いました。

辻先生、私も感動しました。今度取材に伺おうと思っています。また土曜夜は、厚労省の武田課長、近森先生、鳥谷部先生、山本先生など、これまた蒼々たる面々と遅くまで語り明かしました。
またこのような機会があれば、是非参加したく思っています。

今後とも宜しくお願いします。

「Visionと戦略」佐藤昌俊

Posted by 佐藤昌俊 at 2010年11月15日 02:54 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ