このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
生活保護のアル中患者さんは、断酒入院できない
2010年11月12日(金)
生活保護を受けながら、必死の想いで病気と闘っている患者さんもいます。
慢性アルコール中毒。略してアル中は、入院下での断酒治療が原則です。
しかし、担当ケースワーカーの答えは、「入院は出来ない」とのこと。
1ケ月以上入院すると、生活保護が打ち切られると言う。
だから断酒入院はできないと。
ケースワーカーは、機械的に対応しているのだろう。
2万数千人の生活保護者に対応するケースワーカが
足りないと聞いている。
だから、仕方がないのか?
対症療法は意味が無い。
断酒入院しか方法が無いとおもうのだが。
その患者さんは、毎日、酒の匂いをプンプンさせながら注射を打ちに来る。
なんとか病気を克服したいという強い意欲を感じる。
なんらかの介入が必要だ。
これまでは、断酒入院してきたが、今回は無理。
それも生活保護だから。
かくして税金が、お酒代に変わって行く。
病院の入院でも、生活保護者は特別扱いだと教えて頂いた。
なんだこれ!?
理解に苦しむ規則に甘んじている生活保護者の
医療問題を、もっとオープンに話し合いたい。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
こんなことは他の医師からは一言も聞いたことないですね!!
私はまだ 薬務課から 報告書を書け 始末書を書けと言われ続けています
何故 そこまで 追い詰められないといけないのか理由が分かりません
書き方が彼らの気に要らなかったら 何度も書き直さされます
Posted by 井澤です at 2010年11月13日 10:03 | 返信
人を診る御医者様が診る看る減ったのは、大変残念に思う。
それはどの業界に老いても視る事が潜航してしまった煽りを受けているのかもしれない。
ならば若返りを図ればよいのか・・・。
お医者様の中で先生と呼ばれない人は少ない。しかし、先生!と心底呼べる人も少ない。
何年も痛みを抱えながら、何件もの医者を梯子せざるを得ないところ、救っていただいた先生がいる。
先生が診察室から受付に来られ、受付で初診の旨、諸事情を説明すると、
初診の私に「他の医者に成り代わり、本当に申し訳ない」と頭を下げお詫びをされた。
その真摯な態度に私は驚愕した。
原因を突き止め治療するのに時を要した。治療終盤の時、その先生は何度も治療方法を考え、
時にはもう諦める気持ちになったのだと笑いながらおっしゃった。
「先生、ほんとに長かったねぇ。」とお互い振り返った。
その先生が現役で活躍される裏には、「不器用だからこそ諦めない」とも思える人間の味であった。
昨今の開業医_医療関係者の中にも世知辛くなったと口に出さざるを得ない状況は、
まるで今の世相を正しく鏡に映しているようだ。
森羅万象、6冊ですか!。。。(笑驚)先生の患者さんたちも、諦めない方が多いようですね。
皆を生かして頂いてありがとう御座位ます(太陽)(゛)m lll~~
置き土産
http://www.youtube.com/watch?v=vEIUSGIoTn4&NR=1
Posted by 副会長 at 2010年11月13日 09:58 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: