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現代の関寛斎、山崎宏医師102歳が逝く

2010年12月02日(木)

戦後65年、中国に残って、町医者として最期まで活動した
山崎宏医師が、102歳で亡くなられた。
亡くなる前日まで、子供たちを診察していた。
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終戦後も、山崎宏医師は、中国に残った。
そして普通に医師を続けた。
102歳で亡くなる前日まで笑顔で普通に診療した。

貧しい人からはお金を取らなかった。
まさに哲人。
現代の関寛斎かと、直感した。

今週は、素晴らしい医師の悲しいニュースばかり。
矢島祥子医師、山崎宏医師・・・

私のような医師が残るのは不公平か。
何か、いいこともしなければ。

しかし無料で診察したり、しなかたりすると、
役所に捕まる。(必ずお金を取らなければいけない)

関寛斎の時代(明治時代)も
山崎宏の時代(中国)も
国民皆保険制度は無かった。

国民皆保険制度は、必要だが
医師と患者の関係を歪めてもいる。
だから、矢島医師は、ボランテイアとして奉職した。

まあ、あこぎな開業医として頑張るか、
勤務医にもどって、頑張るのか、
どちらにせよ、医師は「生涯現役」なのか?

最近、お金を使うことが無い。
テレビも、まだ、ブラウン管のまま。
今年は、服も買っていない。

これでは不景気になるばかり。
年末は、パーと散財しようか。

冗談はともかく、
お二人の偉大な医師の、ご冥福をお祈りするばかりだ。






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この記事へのコメント

最近人が亡くなり、「・・・という人だった」という言葉を聞くと、ふとその人の人生を思うようになりました。
人生90年が普通の時代になってもその一生はあっという間の出来事・・。
限られた期間の中で人々はどう生きるのだろうなどと思っています。

人は切ないほど人間を思い、社会を思う。
その心が関寛斎を生み、時代を拓いた多くの英雄を生んだのだと思いますが、卓越した人でなくとも無名の庶民として与えられた一生を、少しでもいい、地道に、何かに尽くす物を持ちながら生きるべきと思ったりしています。

「人は生きたようにしか死ねない」と言いますが、死ぬときに持っていけるものは自分の心に残った充実感だけ。
長尾先生は多くの人の臨終に立ち会われてきてどう思われるでしょう。
人の一生・・、なにか勿体ないような神々しいような何かに試されるような厳かな時間です。
(つぶやかせていただき、すみません)

Posted by 桜@勝手に思わせておいて下さい。 at 2011年02月22日 11:13 | 返信

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