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「検査をしない」という選択
2010年12月18日(土)
100歳に近い、超高齢者の往診を依頼された。
この年まで「医者要らず」できたが、1日前から、「急に寝たきりになった」と言う。
診察すると、脳梗塞が強く疑われた。
この年まで「医者要らず」できたが、1日前から、「急に寝たきりになった」と言う。
診察すると、脳梗塞が強く疑われた。
立派な仏壇がある部屋。
綺麗に手入れされている。
配偶者の遺影も飾ってある。
その部屋の真ん中にひかれた布団に寝ている。
呼びかけると返事はするが、半身が動かない。
入院させるか、当院でCTを撮るか、迷った。
ご家族と、話し合っているうちに、
「検査もしない」という選択もあることに気が付いた。
結局、その道を選ぶことに決定した。
「年齢が年齢だけに、覚悟は出来ている」とご家族。
確かに、おもちをのどに詰めてもおかしくない。
本人も、「いつ往生してもいい」と、日頃から言っていると。
食べられないので、少量の点滴は行っている。
1~2週間後には、自然に最期を迎えるのだろうか。
「検査をしない」という選択が、
超高齢者には、あり得る。
その方には、その方が幸せだと思う。
今夜は、クリニックの忘年会だった。
生きている喜びを、充分に楽しんだ。
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