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寝たきり製造入院

2010年12月18日(土)

寒い中、「よろず相談」を、4人の最強メンバー(?)で続けている
軽い脳梗塞で入院し、リハビり病院に転院したが、
結局寝たきりになって困っている、といった相談が多い。

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老健に入所したが、全身状態が悪化したとの相談も。
施設に長くいると、ADLや認知機能の低下が著しい。
「寝たきり製造入院」と、昔から呼んでいる。

国は、「家に帰るためのリハビリ施設」を想定している。
私は、それを経ずに帰る患者さんの方が予後が良いと感じる。
必ずしも、リハビリ施設を、経由しなくてもいいようにできないのか。

そのためには、
・訪問リハビリをやり易くする(医療保険に)
・介護保険を使いやすくする
・帰宅してからの「急性増悪」に対応できる慢性期病院を充実させる

「手術は成功したが、寝たきりになった」は、
20~30年前と全く変わっていない。

「寝たきり製造入院」にはさせない、という
日本慢性期医療協会の主張は、正しい。

在宅医療と慢性期病医の連携強化の方が、優先する。



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この記事へのコメント

国は、「家に帰るためのリハビリ施設」を想定している。 しかし、業者は「利益を得るための施設」 家族は「お金を払えば預かっていただける施設」。 その狭間で患者は置き去りにされている。

Posted by Paku at 2010年12月23日 01:59 | 返信

Paku さま、長尾です。
仰せのとうりです。

Posted by 長尾 at 2010年12月28日 11:39 | 返信

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