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最期までベッドや車椅子を嫌がるのは本能か?
2010年12月23日(木)
ギリギリまで、ベッドや車椅子を嫌がる人が多い。
中には、ベッドを入れて3時間後に亡くなった方もいた。
患者さんがいいなら、それでいいのだが。・・・SOSは、何故かいつも、夜。
中には、ベッドを入れて3時間後に亡くなった方もいた。
患者さんがいいなら、それでいいのだが。・・・SOSは、何故かいつも、夜。
在宅医療は、いつも、ギリギリ。
患者は、まだ大丈夫、
病院の医者も、まだそこまで悪くない、と本気で思っている。
しかし、現実には、死期が1日以内、
あるいは、1週間以内に迫っていた、ということが多い。
病院医師は、「それは例外」と言う。
町医者こそ多くの患者さんを最期まで診ているので
肌で感じるのだが、同じ医療者にも伝わらない無力感。
何年たっても同じことを繰り返している。
そして、SOSが発せられるのは、いつも
・夜間
・週末
・年末年始
町医者は、ゴミ箱のようだ。
「早くから!」と言っても、どこにも通じない。
患者さんにも病院にも伝わらない。
コンビニ受診だけならいいが、
コンビニ紹介も多い。
最期まで、在宅や福祉用具を嫌がるのは、
「人間の本能である」と、最近は思うようにしている。
病院医療者も、皮肉を込めて、そう理解しよう。
24時間365日は、本当に大変だ。
片時も、息が抜けない。
抜けないと言いながらも、上手く抜いているのだろうが。
もし看護師の助けが無かったら、
死んでいるだろう。
しかし、その看護師たちも疲れている。
クリスマス位は、兵士たちを休ませてあげたい。
そう、「戦場のメリークリスマス!」
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