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チャンピックスと電子タバコ
2011年01月05日(水)
ヘビースモーカーが、チャンピックスだけで禁煙できたかと思い、よく聞くと
やはり「電子タバコ」を愛用していた。これって邪道だ、との説明を忘れていた。
しかし、電子タバコには少量のニコチンが含まれているものがある。
FDAも警告を発しているし、新聞報道も繰り返されている。
禁煙できたけど、電子タバコ依存症になってしまう人。
今日の患者さんの電子タバコの裏には、「中国製」と書いてあった。
以下は、フランスのお話。
伸びる売り上げ、強まる批判 電子たばこ
欧州で喫煙を禁止する法律が次々と施行され、愛煙家たちが寒空のも
と屋外での喫煙を余儀なくされるなか、電子たばこの売り上げは伸びて
いる。しかし、電子たばこに批判的な人の間では、電子たばこが禁煙対
策を台無しにしているとの批判が強まっている。
欧州に禁煙法の波が押し寄せる中、スペインは2日、屋内公共空間の
全面禁煙を定めた法律を施行した。電子たばこメーカーにとって、昔か
らヘビースモーカーの多いことで知られるスペインの禁煙法施行は大き
なビジネスチャンスとみられている。
2004年に中国で開発された電子たばこは、人工的な煙を出す小型の噴
霧器のような装置で、たばこを吸う感覚を再現する。成分にニコチンを
含めることも、含めないこともできる。
パリ(Paris)の、ある電子たばこの愛用者は「とても満足している。
ニコチンの害がなく、たばこを繰り返し吸う感覚が欲しかった」と話す。
電子たばこメーカー大手EdSylverによると、同社の売り上げは2007年
の発売以来、毎年30%増加している
■禁煙グッズではなく屋内用の喫煙グッズ?
メーカー側は電子たばこは吸う本人だけでなく、周囲の人にも無害だ
と主張するが、保健専門家らはこの主張を批判している。
たばこ反対を掲げる専門家のエドアルド・ビアンコ(Eduardo Bianco)
氏は、ウルグアイで11月に開かれた世界保健機関(WHO)の会合で、電子
たばこが「禁煙対策を台無しにした」と批判した。
また、全仏反たばこ委員会(French National Committee Against
Tobacco)代表のイブ・マルチネ(Yves Martinet)教授は、「この製品
は禁煙する上で全く医療的効果がなく、禁止した国もあるほどだ。科学
的な評価がなされていない」と電子たばこを批判する。
フランスの喫煙防止局は、電子たばこが「禁煙グッズ」として売られ
ている一方、「屋内で喫煙する道具」としても販売されている現状から
「何のための製品なのかあいまいになっている」と指摘し、薬局での販
売を批判している。
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