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金、金、金
2011年01月06日(木)
毎日、朝から晩まで、患者さんと「お金」の話をしている。
不景気で、保険料や医療費・介護費を払えない患者さんが続出している。
医療者である前に、医療ファイナンシャルプランナーにならなくてはいけない。
不景気で、保険料や医療費・介護費を払えない患者さんが続出している。
医療者である前に、医療ファイナンシャルプランナーにならなくてはいけない。
1日に10件ぐらい、お金の相談をしている。
お金が無くて、外来通院を諦める人も。
「まけてあげたい」ところだが、保険診療でそれをすると、当局に捕まってしまう。
医療費が続かなくて、在宅医療を断る人も多い。
身体障害者を申請したり、代替案を考える日々。
寝たきりなのに医療も介護も放棄すれば、結末は悲惨だ。
昨夜も、後期高齢者保険料を50万円も取られたという方の愚痴を延々と聞いていた。
猫の額のような土地を売ったために、多くの追徴税が発生し、パニックになっている。
負担割合も、1割から3割にアップした。
他の医療機関からも、3割負担になった分の「追徴請求」が来ていた。
子供さんは、重病で入院中で、配偶者は寝たきり。
パニックになったこの方は、寝たきりの配偶者の在宅医療を断ってきた。
他の診療所の、明細書を持ってきて、「不正だ!」とわめく患者さんもいた。
手書きで書いてあるので、「不正に違いない」と、言い張る。
もちろん、不正ではない。そんなことは、今の時代、できないのだ。
人々の心の中は、「将来への不安」で、パニックになっている。
「不安」。 これが、今年のキーワードになりそうな予感。
大学生などの若い人にも、不安が渦巻いている。
3割負担で揉めることが多い。
後期高齢者の3割負担は、やはり可哀想である。
一律1割負担で統一すべきであろう。
さらに、在宅医療では、月額1万2000円の上限を
すべての人に、適応すればどうだろうか。
介護保険は、もちろん1割負担のままで。
そうすれば、すべての国民が、月1~4万円で、
在宅医療・介護を受けられる。
そのような感覚が浸透すれば、安心して在宅で過ごせる。
政府は、大きな声で「在宅はそんなにお金はかかりません」と広報する。
財源は、消費税では、ない!
土地や預貯金などへの資産課税を行う。
持てる者から取る。
消費税増税は、このような不景気の中でやるべきではない。
所得税・法人税減税とセットで、「資産課税」を行うべきだ。
大前氏が、週刊誌で資産課税を説いていたが、一理ある。
社会保障は、誰もが納得できる、財源策から議論されるべき。
こんな単純な図式が、日々の診療から見えてくる。
人間を診る診療をしていれば、自ずと、本質が見えてくる。
社会の深層を知るには、下町の在宅医療の現場を練り歩いて
現実をそのまま見ることが一番早道だ。
お金が無くて、外来通院を諦める人も。
「まけてあげたい」ところだが、保険診療でそれをすると、当局に捕まってしまう。
医療費が続かなくて、在宅医療を断る人も多い。
身体障害者を申請したり、代替案を考える日々。
寝たきりなのに医療も介護も放棄すれば、結末は悲惨だ。
昨夜も、後期高齢者保険料を50万円も取られたという方の愚痴を延々と聞いていた。
猫の額のような土地を売ったために、多くの追徴税が発生し、パニックになっている。
負担割合も、1割から3割にアップした。
他の医療機関からも、3割負担になった分の「追徴請求」が来ていた。
子供さんは、重病で入院中で、配偶者は寝たきり。
パニックになったこの方は、寝たきりの配偶者の在宅医療を断ってきた。
他の診療所の、明細書を持ってきて、「不正だ!」とわめく患者さんもいた。
手書きで書いてあるので、「不正に違いない」と、言い張る。
もちろん、不正ではない。そんなことは、今の時代、できないのだ。
人々の心の中は、「将来への不安」で、パニックになっている。
「不安」。 これが、今年のキーワードになりそうな予感。
大学生などの若い人にも、不安が渦巻いている。
3割負担で揉めることが多い。
後期高齢者の3割負担は、やはり可哀想である。
一律1割負担で統一すべきであろう。
さらに、在宅医療では、月額1万2000円の上限を
すべての人に、適応すればどうだろうか。
介護保険は、もちろん1割負担のままで。
そうすれば、すべての国民が、月1~4万円で、
在宅医療・介護を受けられる。
そのような感覚が浸透すれば、安心して在宅で過ごせる。
政府は、大きな声で「在宅はそんなにお金はかかりません」と広報する。
財源は、消費税では、ない!
土地や預貯金などへの資産課税を行う。
持てる者から取る。
消費税増税は、このような不景気の中でやるべきではない。
所得税・法人税減税とセットで、「資産課税」を行うべきだ。
大前氏が、週刊誌で資産課税を説いていたが、一理ある。
社会保障は、誰もが納得できる、財源策から議論されるべき。
こんな単純な図式が、日々の診療から見えてくる。
人間を診る診療をしていれば、自ずと、本質が見えてくる。
社会の深層を知るには、下町の在宅医療の現場を練り歩いて
現実をそのまま見ることが一番早道だ。
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この記事へのコメント
>持てる者から取る。
大賛成です!
ボイスパワーのある長尾先生、言い続けて下さい。
ただ土地や預貯金などへの資産課税はちょっと。
土地を持っていても売らなければ現金にはならないし
老後不安から贅沢もせずやっと貯めた低金利の預貯金に
課税されたら、高齢者泣いてしまいそう。
所得税(累進課税)と贅沢品(宝石・高級車など)への
高率の消費税を財源にすれば良い、と考えるのは
あまりにも単純なアイデアですか。
そういうマニフェストの候補者は是非応援したいですが、多分
お金持ちの反発を恐れて公約に掲げる人居ないのでは・・・
「サラリーマン党」とかは今、どうなっているんでしょうね?
Posted by 梨木 at 2011年01月06日 11:04 | 返信
本当に・・・
実際利用者さんとかかわっていると、金銭面的な落差に悩むときも多いです
難しいですね
Posted by きむみ at 2011年01月06日 11:20 | 返信
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