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あれから16年、あのとき開業した

2011年01月18日(火)

阪神大震災から、ちょうど16年。その直後に開業した。
昼休み、クリニックの職員全員で黙祷を捧げた。
アピタルブログに、薄れかけた記憶を書いてみた。
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鮮明に覚えている部分と忘れかけている部分がある。
しかし、セピア色にはならない。
まだ生生しい記憶。

あの日、亡くなったひとを忘れてはだめだ。
そんな気持ちで10話書いてみた。

https://aspara.asahi.com/blog/machiisya/entry/fhsH59ul4h
https://aspara.asahi.com/blog/machiisya/entry/naGIzKoXgm
https://aspara.asahi.com/blog/machiisya/entry/FMTpt0BoY0

・・・・

よろしければ、読んでください。

私にとっては、

父の死と、この震災が
人生の大きな転機でした。




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この記事へのコメント

リンク分は読ませていただきました。
ボランティアに行きましたけどなんの資格の無い高校生のオイラは邪魔になると言われたことをはっきり覚えています。

1箇所だけ受け入れてくださった方との交流は今でも覚えています。
盲目のおじいさんと一緒に珈琲を飲みに行く
そんなボランティアでしたが、おじいさんは喜んでくれました。
「うまい、うまい」
珈琲がこんなにおいしいだなんて・・・。

Posted by きむみ at 2011年01月18日 10:28 | 返信

震災当時のことありがたく読ませていただきました。私達夫妻もあの震災後の神戸の三宮東遊園地で開催する1.17の集い開催にボラ活動で関わり12年目になります。神戸・市民交流会の中島正義(日本がん楽会副会長)の下でお手伝いさせていただいています。あのつどいに使われた竹灯篭に書いたメッセージは私が2001年から書かせていただいています。
 風化が叫ばれている中で多くの支援下さる方がいる一方で1月17日、震災の出来事を忘却の彼方の出来事としている、被災地西宮市民の多さにも落差の大きさが感じます。行政の対応の遅さは今に始ったことではありませんが先生の震災16年目の思いを読ませていただき感泣の思いで、西宮にも人間がいるのだと感じています。有り難うございます。

Posted by 山川泰宏 at 2011年01月21日 07:49 | 返信

16年前、テレビで見た震災の様子に目を疑いました。
橋げたが倒れ蛇のように曲がりくねる高速道路、完全につぶれた家々が続く道、本当の事?と思わず口走りました。
その後も伝えられる様子は耳を塞ぎたくなるような物でしたが、今回長尾先生のブログを読んで実際の恐怖と混乱が鮮明に伝わり思わず涙しながら読みました。
医師である長尾先生ですら駆けつけた白衣の応援医師が神様に見えた・・怪我をした人たちは長尾先生をはじめとする医師達をどんなにか拝む思いでいたかと思います。

医療の崩壊が心配されている今日ですが、もし医師がいなくなり医療を受ける事が出来ない社会になったら・・この震災の様子に医師不在の図を重ねたらその深刻さが良くわかると思いました。
医療を守るのは行政の責任であることは勿論ですが、医療を受ける一人一人が現状を知り理解する必要があるのではないかと思います。
それでどう道が開けるのか、それは判りませんが一人の意識が国を動かす源になる・・とそう信じています。
強いては自分自身の為に、責任ある意識の一人にならなければと思えるメッセージでした。

Posted by ママ at 2011年01月22日 10:38 | 返信

長尾先生
Dr'和ブログとても楽しませていただいています。
いつも元気をお与えいただきまして、またじっくりと勉強させていただきまして有難うございます。
阪神大震災は身内が、我が子が犠牲になり
「何とか1.17を忘れたい」
「この日が近付くと精神的に負けてしまう」
と言う人たちを多く知っています。
「思い出すこと、忘れないこと」が本当に一番大切なことでしょうか?
いつも疑問に思って彼ら彼女らを想うととても辛いです。

Posted by 不老人 at 2011年01月23日 05:52 | 返信

横レスですみません。
仰る事とてもよくわかります。
以前「ノーモア広島」の運動で原爆の体験記を手がけた方が、被爆者の方にお話を伺おうとしたら「辛い・・」「思い出したくない・・」という方が多く中々聞けなかった・・という話を聞きました。
でも「二度とこのような事が起こらないために・・」という熱意で取材を続け、その思いが届き「後世の為に・・」という被爆者の方々の思いで出版することが出来たそうです。

阪神大震災にあわれた方々の心の傷は被爆者の方と同じくらい大きなものなのだと思います。
震災を忘れてはいけないのは肉親や生きる望みを奪われた方々ではなく、心の傷を負った人々を支える事の出来る人たちなのでしょうか。

Posted by ママ at 2011年01月24日 04:55 | 返信

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