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死んだ時の往診だけでいい

2011年01月22日(土)

不景気と不安の煽りで、かなり状態がお悪い方の在宅医療を断るひとが増えている。
「死んだ時の往診だけでいい」と、追い返されることも。
やはり、「12000円ポッキリ法案」を実現させたいもの。
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正直、動物の方が手厚く看護されているように感じることが多い。
動物には優しく、人間には冷たい、ご家族もおられる。
動物の方が邪心が無いからだろう。

動物病院の医療費なら、2~3万負担される方でも、
人間の医療費は、10円でも文句を言われるひとも。
複雑な気分だ。

「死んだ時だけ往診してくれればいい」と言われるのは、正直辛い。
しかし、もう慣れた。
去る者、追わず。

追わないと決意した翌日に、「今すぐ、来て!」と呼ばれる。
現金なものだ。
在宅医療とは、蕎麦屋の出前なのだ。

勝手に行ったら(訪問診療)、怒られる。
しかし、呼ばれてすぐに行かないと、これまた怒られる。
まあ、深く考えずに、気楽に行こう。

「死んだ時に死亡診断書を書いてくれればいい」という人は、
「看取りの時に救急車を呼ばない」という私の言いつけを守っているとも言える。
それだけでも、多くの病院医療者より、知識は上だから、誉めていい。

世の中、だんだん、このような方向に向かっているのな。
医療・介護より、生活・お金が大切。
すなわち、景気対策が最優先だろう。

しかし、こんな時に、よりによって、決断力が無い2人(総理と幹事長)が
舵取りをしている日本は、おめでたい国だ。
何か大きなことがないと変われない国なのか・・・





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この記事へのコメント

ばあちゃんが30年前に自宅でなくなった時、オイラは在宅医のことをしりました。
今、別居している婆ちゃんが倒れたとき、往診に来てくれた先生は
検査もせず大丈夫。傷は消毒でガーゼを当ててればいい良いといったが・・・
反応がおかしく自分の車で時間外で別の病院に運んだら、脳内出血していた。。。
ただ、治療はなく点滴と、認知症があり管を抜くため家族が付き添いか、身体拘束を選ばされた・・・。
結局は・・・よくわからない

在宅医の選択は難しいと感じました

Posted by きむみ at 2011年01月23日 12:22 | 返信

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