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糖尿病と心臓病の関係

2011年01月22日(土)

糖尿病は動脈硬化を起こし、様々な病気と関連している。
網膜症、腎症、神経症、認知症、そしてがん。
今夜は、糖尿病と心臓病の関係について、再生医療も含めて勉強した。
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 代謝と心臓の関連についての研究が盛んに行われている。

 

東京慈恵医大 森豊教授

「心血管系疾患の長期予後を考慮した最新の糖尿病治療戦略」

 

【HbA1cは質の時代へ】

糖尿病は単にHbA1c良くすればいいというものではない。

HbA1cが良くても「変動幅」が大きいと良くない。

SUは低血糖を作りながらHbA1cを改善するので良くない。

αGIやグリニドは、「変動幅」小さくするが効果が弱い。

DPP4は、「変動幅」も「HbA1c」のどちらも改善するので良い。

αGIとDPP4の併用は、とても良い。

 

GLP-1には血糖改善以外にも心機能が改善するというエビデンスが出た。

心不全が抑制される。

DPP4にはまだそのようなエビデンスは出ていない。

 

 

佐賀大学の野出孝一教授

「インクレチンの心血管作用」

 

【糖尿病と心血管障害】

新しい糖尿病治療薬であるDPP4阻害剤の

心血管作用への新しいエビデンスが出つつある。

 

【炎症とIL27】

高血糖に関するIL27は、自己免疫性脳炎、アレルギー性喘息

などの炎症に関与しそれらを抑制する

IL12ファミリーの役割。

β―細胞の炎症を抑制する。

 

【糖尿病は心不全のリスクを増大させる】

DPP4阻害薬の、心不全リスク軽減のエビデンスはまだ。

GLP-1は、出つつある。

 

【幹細胞をいかに効率的に目的臓器に移植するか】

幹細胞を心筋細胞に分化させて、拍動することが観察できた。

心電図でもQRS波形が観察できた。

現在、心筋細胞を、積み木のように重ね合わせて


すでに心臓の「心臓のカケラ」のようなものが作られている。

「臓器」とはいかなくても拍動する「組織」程度。

本当に心臓という臓器まで行きつくかは、まだ疑問だが。

整形外科領域では間葉系幹細胞由来のスフェロイドを

軟骨に移植されている

 

横浜市立大学の木村一雄教授のお言葉、

循環器医は、糖尿病医とさらに密接に連携すべき。

 

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この記事へのコメント

糖尿病診療をしています
A1cは平均値です
血糖値の変動幅まで表現できません
食前低血糖で食後高血糖の人も,食前・食後同じような血糖値でも
場合によって同じようなHbA1cになります

変動幅(スパイク)は動脈硬化の原因になりますから
新世代のDPP-4阻害剤やGLP-1はスパイク抑制につながると思います

Posted by 稲本 望 at 2011年01月24日 12:55 | 返信

More information is written about this ... insulin (as compared to the absolute or physical needs), insulin production is insufficient production of defective (rare), or insulin cells using .... may not lead to the hyperglycaemia and diabetes Burogunisu appropriate and efficient. This latter condition is known as the state, most of the muscle and fat tissue cells influence the outcome, "insulin resistance." It has become a major problem with type 2 diabetes. Lack of insulin, usually two to a destructive process affecting the insulin producing pancreatic beta cells is a major disease type 1 diabetes. In type 2 diabetes, there is a steady decrease in β-cells to the process of adding sugar in the blood. Basically, if someone is insulin resistance, allows the body to overcome the resistance levels to some extent, and increase production of insulin. After a time, when decreased production, can be as severe insulin release, hyperglycemia develops.

Posted by フォスブロック at 2011年02月24日 03:42 | 返信

これは非常にブログうれしいです...実はこれについてのより多くの情報がある..本当に診断と治療は、胸の痛みを経験している患者で同時に発生する傾向がある。心臓の筋肉が危険にさらされることが懸念されている場合、遅延は、その筋肉への血液供給を復元することができるように最小化する必要があります。

医療の歴史

狭心症の診断は、患者の歴史によって行われます。患者が語ることは物語場合は心筋虚血(心臓=心+虚=減少の血液供給)は、医療関係者は心臓発作が発生しているかどうかを判断する道を歩み続ける意志を示唆している。

Posted by コペガス  at 2011年03月10日 05:38 | 返信

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